胸郭出口症候群・TOS-手のシビレやだるさ

胸郭出口症候群(TOS):肩や背中のコリ感、手や腕のしびれやだるさ、手や上腕の痛みは大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院へお任せください!

 

胸郭出口とは、斜角筋・鎖骨・第一肋骨・小胸筋などから成る部分を示します。

 

胸郭出口症候群とは、その部分で神経や血管の通り道に問題が生じ、神経や血管が圧迫されたり引っ張られたりすることによりしびれやだるさを引き起こす状態を差します。

 

神経や血管が障害を受ける場所としては、

1.前斜角筋と中斜角筋の間

2.鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙

3.小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方があります。

 

それぞれ、1.斜角筋症候群2.肋鎖症候群3.過外転症候群と呼ばれますが、それらを総称して胸郭出口症候群と呼びます。

 

胸郭出口症候群は、なで肩の女性に多く35歳~55歳ぐらいによく発症するといわれています。

また、男性の場合でも20歳~50歳で筋肉質な方や良くスポーツをする人に発症しやすいといわれています。筋力トレーニングをしすぎることで、大きくなる過ぎた筋肉が神経を圧迫するケースもあります。

 

主な症状としては、肩や背中の凝り感、腕や手のしびれや脱力感、倦怠感や痛みなどがあります。

 

日常動作の中では、吊革につかまる時や、洗濯を干す時などの腕を上げる動作、自転車に乗っている時の腕の角度により、上肢や手のしびれ、肩甲骨周囲に凝り感や痛みを感じます。

 

また、しびれは前腕の尺側や手の第4~5指に感じることが多く、これは尺骨神経に相当する部分が圧迫を受けやすい状態にあるためと考えられています。

 

回復させるには筋緊張を取り除く事、女性なら運動で少しずつ筋力を鍛えたり、男性でしたらオーバーワークを少しでも取り除いたりする事が大事だと思います。

また、元々の体質や仕事などの必要な生活環境が関係している場合も多いので、生活環境や体の状態を変えて行かなければ、痛みやシビレを出ないようにする事は難しい場合もあります。そういったケースは根気よく少しずつ努力を積み重ねることも必要になると思います。

 

胸郭出口症候群に出る手のしびれやだるさ、痛みなどは、頸椎疾患や末梢神経疾患などでも起こりうる症状です。

よって症状の出方をよく観察したり徒手検査法を用いたりして、頸椎疾患や末梢神経疾患などとの判別をする必要があります。

 

胸郭出口症候群も正しく状態を把握し、適切に対処してくれる専門家にご相談されることをおすすめします。

 

藤田鍼灸整骨院

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  • 参考文献
  • 甲斐 之尋・諸岡 正明・原田 洋・古賀 隆弘・小山 正信(2005)『胸郭出口症候群の診断基準—神経性を中心に—』整形外科と災害外科 54巻2号 343-347

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