距骨骨軟骨損傷-捻挫後の足首の痛みや腫れ

距骨骨軟骨損傷の治療は大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にぜひご相談ください!

足関節捻挫後の痛み、足関節の不安定感、スポーツ障害など

 

距骨とはは、かかとの骨の上にある骨のことで、距骨と脛骨と腓骨が連結し足関節(距腿関節)を構成しています。

距骨の上面部分は関節軟骨で覆われており、距骨滑車と呼ばれています。

距骨滑車は滑らかな円弧状になっていて、その上を脛骨が滑ることで足関節の背屈や底屈といった動きができるようになります。

 

距骨骨軟骨損傷とは、距骨滑車の関節軟骨面で血行不全が生じて、軟骨の一部が剥離したり、欠けたりした状態のことをいいます。

また、距骨骨軟骨損傷は進行の程度によってstageⅠからⅣに分類されます。

 

stageⅠ・軟骨の軟化

stageⅡ・骨軟骨片に亀裂

stageⅢ・軟骨骨片の母床からの完全分離

stageⅣ・壊死骨片の関節内遊離

 

症状としては、足首の痛みや腫れ、足関節がぐらついた感じや違和感が出るなどです。

痛みは、病期のstageの程度によって運動時のみの軽い疼痛から、歩行できないほどの激痛までさまざまです。

 

受傷の原因としては、足関節を捻挫して強い力が関節面に加わった際、距骨が脛骨や腓骨の関節面と衝突することで軟骨部分に損傷が生じます。

また、明らかな外傷がなくても毎日繰り返される運動で徐々に発生する場合もあります。

 

距骨骨軟骨損傷は、内側もしくは外側に起こります。

足関節が背屈された状態で捻挫をすると、距骨の外側が損傷します。

足関節が底屈された(つま先が下を向いた)状態で捻挫すると、内側後方部分が損傷すると考えられています。

外側と内側で比較すると、内側に損傷を受ける場合が多いようです。

 

距骨骨軟骨損傷の診断は、レントゲンとMRIなどで行い、stageを確認することが重要です。

また、外側靭帯損傷の合併がないかを確認することも必要です。

 

治療については、病態や患者さん個人のニーズなども加味して、保存療法か手術療法かを必要に応じて選択していきます。

stageⅠの場合、早期発見であれば体重をかけないように工夫したり、ギプス固定をしたりして経過を見る方法で治療することができます。

stageⅡ以上では手術療法が必要となってくることもあります。

 

距骨骨軟骨損傷は意外に多く、足関節の外側靭帯を損傷した場合、約半数の人が受傷しているともいわれています。

距骨骨軟骨損傷をそのまま放置したり、スポーツ活動を続けたりしているとstageが進行し、やがて骨軟骨片が関節内に遊離して激痛や、変形性足関節の大きな原因になります。

足関節を捻挫してから、なかなか痛みが取れないような場合は、お近くのよく見てくれる専門家に診てもらうことが大切です。

 

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