肩峰下インピンジメント症候群ー腕を上げ下げすることで肩が痛む

肩峰下インピンジメント症候群の治療は大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にお任せください!

腕を上げ下げする途中で肩に強い痛みがある、腕を上げる途中で肩にひっかかり感がある、夜間痛など

 

上腕骨の一番上の丸い部分を上腕骨頭といい、上腕骨頭の大結節という部分には腱板という薄い板状の腱が付いています。

その腱板の上には肩峰下滑液包というクッションがあり、さらにその上には肩甲骨外側の前方にある烏口突起と肩甲骨の一番外側の部分である肩峰、それらを結ぶ烏口肩峰靭帯からなる烏口肩峰アーチがあります。

肩峰下滑液包は腕を上げるために重要な腱板が、その上にある肩峰や烏口肩峰アーチにこすれて痛まないようにしています。

 

肩峰下インピンジメント症候群とは

腕を上げていく時に腱板の付いた上腕骨骨頭の大結節が、烏口肩峰アーチと衝突することが原因で疼痛を引き起こす状態のことをいいます。

腕を上げていく過程の中で、上腕骨骨頭と肩峰の間に腱板の一部や肩峰下滑液包などが挟み込まれることが繰り返され刺激されることにより、滑液包に炎症や浮腫、出血が起こるのです。

 

はじめのうちは安静にすることにより通常は回復していきますが、繰り返し刺激を受け続けると、腱板の滑液包側の不全損傷や、肩峰下に骨の棘が出来たりして痛みがなかなかとれなくなることもあります。

慢性化し、腱板や関節包に障害が広がると、安静時痛(夜間痛)や可動域制限を伴うこともあります。

 

原因としては

  • 腱板自体の機能不全による上腕骨頭が上方偏位
  • 肩峰下の骨棘
  • 腱板の加齢変性
  • 大結節骨折の変形治癒
  • 肩甲骨機能不全などがあります。

 

判別としては

  • 腕を伸ばしたまま外側に上げていった時に60度~120度の範囲で痛みが出るペインフルアークサイン(有痛弧徴候)
  • 患者さんの肩甲骨を押さえて動かなくした状態で腕を前方に90度上げてもらうことで痛みを見るインピンジメントサイン
  • あとはレントゲン、エコー検査、MRIなどの画像診断も合わせて行います。

 

治療としては

保存療法の場合、痛みを感じる動作をなるべく避け、三角筋や上腕筋、僧帽筋の緊張を和らげる手技などを行います。痛みが強ければ三角巾などで腕を吊ることで肩関節の安静を図ることもあります。

また、痛みが非常に強い場合などは、痛みの緩和を目的に消炎鎮痛剤などの薬物療法や局所注射療法が行われたりします。

そして痛みが軽減されると、肩関節や肩甲帯の柔軟性の向上のストレッチや肩関節周囲の筋力アップを行っていきます。

 

しかし、保存療法を3~6ヵ月行っても症状が改善されないような場合は、まれに手術が選択されることもあります。

 

肩峰下インピンジメント症候群は、正しく対処していくことにより多くの場合は回復していきます。

肩の痛みでお困りの方は、お近くの肩に詳しい専門家にご相談の上、正しい対処をしていきましょう。

 

当院では

肩峰下インピンジメント症候群だと判断した場合は、その方の年齢や職業、目的の運動レベルを考慮して医療機関の受診をお勧めする場合と、当院にて施術を行う場合とがあります。

施術は肩峰下滑液包がインピンジ原因となった問題点を探し出し、それを排除します。

次に出来るだけの排除ができれば、筋肉の働きのバランスの調整をする施術を行います。

そして自宅でできるケアを伝えることで痛みや再発を防いでいただきます。

 

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