大阪市住吉区長居藤田鍼灸整骨院
頚肩腕症候群、後頭部のこりやだるさ、首のこりやだるさ、肩のこりやだるさ、背中のこりやだるさ、頭痛や吐き気など
肩こりとは
肩こりは正式な医学的な病名ではありません。病院などでは頚肩腕症候群という病名が付くと思います。
肩こりの定義としては、「後頭部から肩、肩甲部にかけての筋肉の緊張を中心とする不快感、違和感、鈍痛などの症状、愁訴」という感じになりますが、いまだ明確にはされていません。
20115年度の国民生活基礎調査によれば、肩こりは女性の訴える症状の第1位、男性では第2位を占めます。
肩凝りの原因を大きく分けると、原発性の肩こりと症候性の肩こりとに分けられますが、これも諸説あるものの不明な点が多い疾患となっています。
原発性肩こりの原因
原発性肩こりの原因とされるものは長時間続けて首や背中が緊張するような姿勢での作業、猫背や前かがみなどの姿勢の悪さ、運動不足や精神的なストレス、なで肩、ショルダーバックや冷房などです。
これらが原因となり、僧帽筋やその周囲の筋肉(肩甲挙筋・菱形筋・板状筋・脊柱起立筋など)の持続的緊張によって筋肉が硬くなり、局所に循環障害が起こります。
そうなることにより酸素や栄養分を組織の末端まで届けることができなくなり疲労物質が蓄積し、これが刺激となって肩こりを起こすと考えられています。
また最近では、筋肉を包む筋膜がよれてしわになり、それが原因で肩こりが起こることがあることも分かってきました。
症候性肩こりの原因
症候性の肩こりは、ある疾患によって引き起こされる肩こりのことで、頚椎性、心因性、眼疾患、肩関節疾患、心肺疾患、歯や顎関節疾患、耳鼻科疾患による場合などがあります。
症状としては、肩上部の違和感や圧痛から始まることが多く、進行すると圧痛点やこりを感じる部分が広がっていきます。
筋肉の持続的な緊張により循環障害が拡大し、深層筋(肩甲挙筋・棘上筋・菱形筋・脊柱起立筋など)にまでこりが及んでくると、芯がこっているように感じられ、筋肉がこわばり重苦しさを感じるようになります。
感覚的には、首から肩にかけて「ズシッと重い感じ」「何か物が乗っているような感じ」や、肩甲間部や肩甲骨の内側に「鉄板が入っているような感じ」などで感じられることが多いです。
こりや重苦しさを放置して進行していくと、緊張性頭痛や吐き気などの症状が出てきたりもします。
原発性肩こりの予防や解消法としては
- 長時間同じ姿勢を続けない。
- 筋肉の極度の疲労を避ける。しかし疲労を避けてばかりでは筋力が落ちるので、筋肉を鍛えて疲労しない筋肉を作る。
- 循環を良くするために、糖分や炭水化物、脂分を控えて血液をサラサラにする。(控えてサラサラにする事が必要です。何かを摂取してサラサラにしようとするのはNG)
- 循環を良くするために体や四肢を温めたり、適度な運動を行なったりする。(足湯やウォーキングがおすすめ)
- 眠を適切に取り、体を回復させる時間をしっかり作る。
- 自分で努力が出来そうにない人は、マッサージなど人の手に任せる。
※マッサージをすると余計に硬くなる、マッサージでは解消できないなどの意見がありますが、マッサージは技術の差がとても大きく出る手技です。
マッサージは上手い人ほど弱い力で心地の良い刺激を与え、筋肉を柔らかく良い状態に戻すことが出来ます。
症候性肩こりを解消するためには
症候性の肩こりは、肩こりの原因となるものを特定し、その原因をなくすことが出来る治療が必要です。
よって、こりを解消する技術と同じくらい何が原因かを見極める技術が大切になります。
もし本当にお困りで、症候性の肩こりを解消したいとお思いでしたら、正しい原因を丁寧に探し出してくれる医療機関や施術所を見つけて欲しいと思います。
肩こりを解消するためには
①その肩こりが原発性なのか症候性なのかを見極めてくれる医療機関や施術所を探す。
②a原発性と分かれば、解消をするための日常生活動作を詳しく教えてもらい正しく実行する。それが出来ない場合は、予防などのケアを定期的にその専門家に任せる。
②b症候性の肩こりだと分かれば、その肩こりを引き起こす疾患を治せる方法を教えてもらって実行する。それが出来ない場合はやはり専門家に任せる。
原発性でも症候性であっても肩こりを感じるからには必ず原因があります。
肩こりを解消できないケースは
- 原因を見つけていない
- 仕事などの都合により、解消するために受けた専門家の指導を実行できない
- 間違った解消法を行っている
- 解消する努力が出来ない場合で専門家にも任せていない
- 専門家に解消する技術がない
などの理由が考えられます。
肩こりを本気で解消したいと思われる方は、問診や検査法などを用いて原因を正確に見つけることが出来て、それを解消する優れた技術を持っている専門家を見つけていただきたいと思います。
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