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尺側手根伸筋腱脱臼-手首の小指側の痛み、手首を曲げ伸ばしするとカクカクする、重いものが持てないなど
尺側手根伸筋とは
尺側手根伸筋は前腕後面にある筋肉で、上腕骨外側上顆と尺骨の斜線と後縁から始まり、第5中手骨底の背側面に付いて手関節が背屈や尺屈をする時に働きます。
尺側手根伸筋腱は、手関節付近では尺骨の腱溝というくぼみの上を通り、そこは手関節背側にある6つの区画のうちの第6区画というトンネルになります。
尺側手根伸筋腱脱臼は
尺側手根伸筋腱は前腕回外、尺屈の動きをするために尺側手根伸筋が収縮した時や、前腕の回内を強制された時に尺骨茎状突起を越えて小指側へと脱臼します。
スポーツでは、手首のスナップを効かせた動き(テニスのサーブや卓球のカット動作、空手チョップを打つ動作など)で起きることがあり、脱臼には尺骨腱溝の形状が関係するともいわれています。
尺側手根伸筋腱脱臼になると
手首の小指側に痛みや腫れが生じます。
手首を曲げ伸ばしすると、尺側手根伸筋腱が尺骨茎状突起の上を行ったり来たりして、カクカクした動きがみられます。
尺側手根伸筋腱脱臼を回復させるには
尺側手根伸筋腱脱臼は受傷して3~4週間以内であれば、ギプス固定による保存療法が有効です。
手関節の動きを制限するように手関節を含めて上腕部分まで巻いて、約6週間の固定を行います。
しかし、保存療法を行っても回復しないものや、習慣性になってしまっているものに対しては、手術療法が適応されることもあります。
尺側手根伸筋腱脱臼は、非常にまれな疾患ですが、早期に発見し治療を行なえば、保存療法にて回復していきます。
痛みを我慢したり無理してスポーツを続けたりせず、なるべく早く治療に当たることが大切です。
手首周辺の痛みや違和感など気になる症状がある方は、ぜひ一度当院へご相談ください。>>http://shinkyuuseikotsu.com/
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