大阪市住吉区長居藤田鍼灸整骨院>>http://shinkyuuseikotsu.com/
Iselin病(イズリン病・イセリン病):第5中足骨粗面部骨端症-子供の足の甲の外側の痛み、成長期のスポーツをしている子供の足の痛みなど
Iselin病(第5中足骨粗面部骨端症)とは
Iselin病とは、成長期のスポーツを盛んにされているお子さんにみられる疾患の一つです。
第5中足骨粗面に生ずる骨端症で、成長期の8~14歳ぐらいの子供たちにみられます。
Iselin病(第5中足骨粗面部骨端症)の原因としては
第5中足骨粗面に付着する短腓骨筋腱による反復する牽引ストレスが原因とされていますが、小趾屈筋や小趾外転筋による影響もあるとの報告もあります。
短腓骨筋は、ダッシュやジャンプ、ターンなどの動作で働くため、サッカーやバスケなどのスポーツをされているお子さんによくみられます。
Iselin病(第5中足骨粗面部骨端症)になると
ダッシュやジャンプ、ターンなどの動作時に、第5中足骨粗面部に痛みが生じます。
また、同部位に圧痛がみられますが、患部の腫脹や局所発赤は、ほとんどみられません。
足の甲の外側の痛みがみられる疾患としては、疲労骨折(ジョーンズ骨折)や外傷による第5中足骨基部骨折などもありますが、症状の出かたや発生原因、年齢などを考慮したのちにレントゲンの確認などを丁寧に行うことにより判断をすることが出来ます。
>>ジョーンズ骨折(第五中足骨疲労骨折)ー足の外側の痛みと腫れ
>>第5中足骨基部骨折(下駄履き骨折)ー足関節捻挫・足の外側の痛みや腫れ
レントゲンでは骨折の場合、骨折線が中足骨の長軸に対して横に入ることが多いのですが、Islin病の場合は長軸方向に骨端線と骨端核がみられるだけです。
これらによりIslin病を疑う場合は正しく鑑別したうえで治療に当たることが必要です。
Iselin病(第5中足骨粗面部骨端症)を回復させるには
ほとんどが保存療法として、運動の一時休止や運動量の調節、ストレッチやアイシング、インソール装着などで、患部の負担を軽減することで回復していきます。
保存療法で回復できないような場合には、手術療法が行なわれることもあります。
お子さんが足の甲の外側の痛みや運動時の足の痛みなどを気にされているような時は、ぜひ当院へご相談ください。
>>http://shinkyuuseikotsu.com/
大阪市住吉区長居4-5-18
藤田鍼灸整骨院
06-6698-4568
参考文献
田中 正栄・大森 豪・古賀 良生ほか「第5中足骨粗面部骨端症と遺残障害例の検討」スポーツ障害Vol.17:5-7.2012