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足関節不安定症:足のぐらつき、繰り返す足関節捻挫、長引く足関節の痛みなど
足関節(距腿関節)は
足関節は、脛骨、腓骨、距骨で構成され、脛骨と腓骨で作られる果間下関節窩に距骨がはまり込む形のとても安定した関節です。
足関節は外側にある前距腓靱帯と後距腓靱帯、踵腓靱帯、内側の三角靱帯、それに関節を包む関節包や関節周囲を通る腱などの軟部組織により安定しています。
よって足関節は安定した関節ではありますが、足関節捻挫の治療が不十分な場合は靭帯が弛緩した状態となり足関節に慢性的な不安定性がみられることがあります。
このように足関節を安定させる軟部組織の異常により足関節の安定性が失われた状態は足関節不安定症と呼ばれます。
足関節不安定症になる原因としては
足関節不安定症の原因としては
- 捻挫をしてしまった際に、関節のぐらつきを抑えてきた靭帯が損傷され、緩んだ状態で治った場合
- 骨の一部がはがれて(剥離骨折)そのままの状態で治ってしまった場合
- 子供の頃に捻挫をして治ったつもりでいても、体が大きくなることで負担が増えた場合
- 外傷や加齢により足関節周りの筋肉が衰えてきたりすることにより発症する場合
などがあります。
足関節不安定症になると
靭帯が弛緩してしまっているため、足関節に慢性的な不安定性が生じることで捻挫を繰り返してしまったり、歩行時に足首周辺の不安感を覚えたりするようになります。
また、足の踏ん張りがきかなくなったり痛みを生じたりすることもあり、つま先立ちなどの負担のかかる姿勢を維持しにくくなります。
足関節不安定症を回復させるには
足関節が現在どのような状態になっているのかをよく考え、その状態に合わせて足関節周りの筋肉を正しい方法で鍛え、筋力で関節を守れるようにしていくことが必要になります。
よく見かけるのが、その部分を何年間もせずに痛みを取り除いたり抑えるような治療を受け続けたり、放置していた結果、不安定感が解消されずに足関節の痛みなどがさらにひどくなっている方です。
筋力トレーニングをせずに回復される方は、不安定性も少なく足関節に対する過剰な外力がかかっていないケースだと思います。
足関節はあの小さな関節で体重の何倍もの負荷を受けるわけですから出来るだけ安定させ正常な動きをする良い状態の関節にしなければなりません。
よって出来るだけ早い時期に必要な固定やトレーニングを正しい方法で行い、日常生活に耐えうる関節に保たなくてはいけません。
- 強硬な固定が必要か動きを重視した固定で大丈夫なのか
- 筋力トレーニングは全力でやってもいいのか関節への負荷を考えながらやるべきなのか
- 足関節のバランスやぐらついた時に立て直す反射のトレーニングも行うべきなのか
- 足関節を支持する筋肉の疲労は溜まっていないか、血行が悪くはなっていないか
など、その方に必要な処置を出来る限り行います。
それでもカバーできずに足の関節の不安定感が解消出来ず、スポーツや生活に支障が出る場合は、残念ながら手術適応となることもあります。
まとめると
足関節の不安定症を放置しておくと、軟骨が痛み変形性関節症になってしまう可能性も上がりますので、放置することなくしっかりと施術をすることが必要です。
ただし、足関節不安定症は、なってしまってから対処するのではなく、ならないように予防することが一番重要になります。
たかが捻挫と放置することなく、損傷の程度を見極めしっかりと治療することにより不安定症を回避するための努力は大切です。
足関節を捻挫してしまった方や、足関節に不安を感じられる方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
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