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豆状骨骨折:手の付け根の痛み、手首の痛み、手首の腫れ、手首の皮下出血、手を着いてから痛むなど
手根骨とは
手首のところにある8個の小さい骨のことで、体に近い方の親指側から見ると舟状骨・月状骨・三角骨・豆状骨という骨が並び、その先には親指側から大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨といった骨が4個ずつ2列に並んでいます。
豆状骨には
豆状骨には小指を外に開く働きを持つ小指外転筋と、手の関節を小指側に曲げる働きを持つ尺側手根屈筋という二つの筋肉が付いていて、これらの筋肉が作用する起点となっています。
また、有鈎骨にある骨の突起である有鈎骨鈎との間で尺骨神経管(ギオン管・Guyon管)を形成し、その部分でそこを通る尺骨神経が障害されると、小指側の手指にしびれなどを引き起こすギオン管症候群となります。
ギオン管症候群>>ギオン管症候群(ギヨン管)-手指がしびれる・筋肉がやせる
豆状骨骨折は
手を強く地面などに着いたときに、豆状骨に直接かかる体重や手首を急激に返す様な力が加わり、その衝撃や付着している筋肉または靭帯によるけん引力により骨折が発生します。
しかし、豆状骨単独での骨折は少なく、他の骨折や脱臼、手首付近の重篤な外傷と一緒に起こることが多いようです。
豆状骨骨折のタイプ
・横骨折:横に折れたもの
・縦骨折:縦に折れたもの
・粉砕骨折:複雑に粉砕した骨折
・剥離骨折:筋肉や靭帯の付着部での骨折
豆状骨折になると
手首の小指側に、痛みや腫れ、押すと痛みが出たり皮膚が紫黒く変色したりするなどが見られます。
豆状骨骨折を回復させるには
豆状骨を押すと痛みが出る
手を握り、手首を手のひら側に曲げる力に抵抗を加えると痛みが出る
豆状骨周囲の腫れたり皮膚が紫黒くなったりしている
手首を動かすだけでも豆状骨の辺りに痛みが出る
などが見られればレントゲンやCTなどの画像検査で確認したのち、ギプス固定にて回復させていきます。
その場合、おおよそ3週間ぐらいで回復していくものが多いです。
手を着いたのちに手首付近に痛みを感じる場合は、単な捻挫や打撲ではなく豆状骨骨折や舟状骨骨折、TFCC損傷などの怪我をしている可能性もあります。
舟状骨骨折>>舟状骨骨折-手首の痛み・手のつけ根の痛み
TFCC損傷>>三角繊維軟骨複合体(TFCC)損傷ー手首の痛み
それらは固定方法も固定期間も様々な条件により変わってきます。
そのために外傷を負った場合は、痛みの原因や痛めた個所を正確に見極めたのちに必要な処置を行なわなければいけません。
当院では、痛めた時の状況や痛めた個所の状態をしっかりと確認し対応しています。
そして必要であれば詳しく見てもらえる整形外科を紹介させていただきます。
手を着いたのちに手首の痛みや腫れなどの症状が見られる場合は、ぜひ当院にご相談ください。
大阪市住吉区長居4-5-18
藤田鍼灸整骨院
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