前頚腓靭帯損傷の治療は大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にぜひお任せください!
足関節の上方の圧痛、足首を背屈すると痛い、足首の痛みのため歩行や荷重が困難になる、足関節捻挫後の痛みなど
足関節を捻挫したときに痛めてしまう個所としては前距腓靭帯、踵腓靭帯、二分靭帯、三角靭帯、前経腓靭帯、腓骨筋腱、後頚骨筋腱、腓骨下端や内果、外果、距骨滑車、足根洞、踵立法関節、距舟関節、舟状骨結節など様々な部位があります。
頚腓靭帯とは、脛骨と腓骨の遠位端を連結する靱帯で、前面にあるものを前頚腓靭帯、後面にあるものを後頚腓靭帯といい、一般的に損傷しやすいのは前頚腓靭帯です。
前頚腓靭帯損傷は、足関節が背屈位の状態で、足部に外旋が強制されたときに起こりやすいです。
アメリカンフットボールやラグビーなどのコンタクトスポーツや、スキーで転倒した際などによくみられます。
また、足関節捻挫時に他の靭帯損傷や骨折に合併して起こることもあります。
前頚腓靭帯損傷の時の圧痛部位は、外くるぶしの前上方にあり、足関節捻挫で痛みの出る前距腓靭帯損傷の圧痛部位よりやや上方になります。
前頚腓靭帯の損傷は前距腓靭帯の損傷よりも痛みが出やすいのが特徴です。
理由としては、前頚腓靭帯の深層には豊富な脂肪組織や大きな血管が走っていて、脂肪組織に分布する侵害受容器や血管や並走している神経が傷つくため、痛みが出るといわれています。
前距腓靭帯損傷では足関節の底屈や内返しで痛みが出ますが、前頚腓靭帯損傷では足関節を背屈させることにより頚骨と腓骨に離解する力が働き、それにより痛みが出ます。
前頚腓靭帯損傷の場合は、歩いたりしゃがんだり、階段の昇降時などに足関節が曲がることにより前頚腓靭帯にストレスがかかるため、なかなか回復しにくいといわれています。
前頚腓靭帯損傷の診断は、受傷機転や圧痛部位、外旋ストレステストなどを用いて行います。
また、レントゲンやエコーなどで左右を比較することも判断材料となります。
治療は、損傷の程度にもよりますが、原則的には保存療法でギプス固定やテーピングで患部を安静に保ちます。
固定除去後に、足関節の運動療法や荷重歩行訓練、足関節周りの筋力トレーニングを行います。
しかし損傷が強い場合や、骨折を合併している場合などは手術療法が選択されます。
また、前頚腓靭帯の下の部分をバセット靭帯といい、治癒過程でこの部分が分厚くなったり、きちんと治りきらなかったりした場合は、足関節の背屈で距骨の角がひっかかってしまいます。
長期にひっかかりを繰り返すことにより、靭帯や距骨の軟骨が痛み炎症が起きてしまいます。
このような状態で足関節に運動制限が出ることを、バセットリージョンといいます。
いつまでも痛みや運動制限が出るときは、手術でひっかかっている靭帯を取り除くこともあります。
足関節付近の痛みなので、単なる捻挫と思われてしまうことも多いですが、損傷される場所はいろいろあります。
しっかりと損傷の部位と程度を見極め治療に当たることが何より大切です。
捻挫してしまった時は、お近くの足首の捻挫に詳しい専門家にご相談されることが望ましいと思います。
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