藤田鍼灸整骨院大阪市住吉区長居>>http://shinkyuuseikotsu.com/
足の痛み、足首の後ろや内側の痛み、偏平足、内くるぶしの腫れ、つま先立ちが出来ないなど
後脛骨筋は
すねの骨である脛骨と、その外側にある腓骨の後面やその間にある骨間膜から起こり、内果(内くるぶし)の後方を通り、踵の骨(踵骨)や足の内側の骨(舟状骨、楔状骨)および足の裏の骨(第2・3・4中足骨)などの多くの足根骨に付着しています。
この筋肉の働きは、足関節の底屈(つま先立ちをする動き)と内反(足の裏を内側に向ける)を行うことです。
また、足の土踏まずを支えて、足の内側縦アーチを保つ重要な働きもしています。
そのために、この筋肉の機能が低下してしまうと、土踏まず(内側縦アーチ)が失われ偏平足になってしまい、進行すると足首に障害や変形が出やすくなります。
後脛骨筋の機能が低下する原因と特徴
後脛骨筋の機能が低下する理由としては、後脛骨筋の炎症による筋力の低下や加齢による筋や腱の変性や断裂、足首周辺の外傷などがあります。
特徴としては中年以降の女性や肥満体型の人に多くみられます。
後脛骨筋機能不全になると
後脛骨筋機能不全になると、内くるぶしの腫れや偏平足がみられ、後方から見ると踵が外側に向いた状態になります。
その他、片足でのつま先立ちが出来なくなったり、内くるぶしの下から後方にある後脛骨筋の走行に沿って圧痛がみられたりすることもあります。
よってこれらの特徴がみられる場合は後脛骨筋の機能不全を疑い、必要な場合はレントゲンでの偏平足の状態、MRIでの後脛骨筋の変性や断裂の確認などを行います。
後脛骨筋腱炎からの回復
安静による保存療法が中心となりますが、それでも痛みが取れない場合や変形による痛みが強い場合などでは、靭帯や腱の再建、骨切り術や関節固定術などの手術療法が行なわれるケースもあります。
当院では
当院でもやはり後脛骨筋に負担をかけないことが基本であり、先ずはテーピングや足底板などを使います。また、アイシングを行うタイミングや歩行などの指導を行います。
そして後脛骨筋やその他の下腿の筋肉、足底の筋肉のうち必要な筋肉を緩めていく手技を行います。
これは筋肉を緩めることで後脛骨筋腱部への牽引負荷を減らすことと血流の促進を行うことが目的です。
さらに痛みに注意しながら、足趾の曲げ伸ばしやつま先立ちといった運動療法も行い、足周囲の筋力強化を行います。
内くるぶし周辺の腫れや痛みで歩くことがつらい、偏平足になってきたなどの症状がある場合は後脛骨筋機能不全を疑う必要があります。
足首周辺の痛みや腫れなどでお困りの方は、ぜひ当院にご相談ください!
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