骨や関節を健康に保つためのご相談は大阪市住吉区の藤田鍼灸整骨院にご相談ください!
今回は、骨や関節にまつわるお話です。
骨は体重の約15~18%を占め、成人の骨格はおよそ200個の骨で構成されています。
骨の形や大きさはさまざまで、えんどう豆ぐらいのものもあれば、ながさ60cmという大きさの骨もあります。
骨の最も基本的な役割は、重い身体を支えることにあり、丈夫で頑丈な骨は、脳や内臓など柔らかな器官を保護する役目も負っています。
また、骨髄(骨の中心部)では、日々新しい血液細胞(赤血球・白血球・血小板)が作られています。
そして骨はカルシウムを貯蔵する便利な倉庫にもなります。
カルシウムは、神経系の情報伝達や筋肉の収縮、血液の凝固などに欠かせない物質であり、血液中のカルシウム濃度が低下すると、骨に蓄えられたカルシウムが血液中に放出されます。
骨の役割
・支持作用:頭や内臓を支え、身体の支柱となる。
・保護作用:骨格を形成し、頭蓋腔や胸腔、脊柱管、骨盤腔などをつくり、脳や内臓などの重要な器官を納め保護する。
・運動作用:付着する筋肉の収縮により、可動性のある関節を支点として、受動的に運動が行なわれる。
・造血作用:骨髄(赤色骨髄)で、赤血球や白血球、血小板が新生される。
・貯蔵作用:カルシウムをはじめ、リン、ナトリウム、カリウムなどの電解質が骨中に貯蔵され、必要に応じて放出される。
幼少期の骨について
胎児の時の骨は、頭蓋骨をのぞき、柔らかい軟骨のみで出来ています。
成長するにしたがって、骨の中央に血管が侵入して、そこからカルシウムが運び込まれ沈着して骨になっていきます。
個人差はありますが、男性では17~18歳ぐらい、女性では15~16歳ぐらいにはすべての骨が出来上がります。
また、骨は赤ちゃんの時には約350個ありますが、成長とともにくっつき合って、成人の骨の数は基本的に206個ほどになります。
関節と関節軟骨について
関節は、骨と骨のつなぎ目で、人体には約350ケ所にあります。
その関節で、硬い骨同士がぶつからないように、骨と骨が接する部分は、クッションの役割を果たす関節軟骨で覆われています。
関節軟骨は主にプロテオグリカンとⅡ型コラーゲン、軟骨細胞から出来ていて、非常に滑らかな表面になっています。
関節軟骨は、負担が長年積み重なることにより、タイヤがすり減るように摩耗していきます。
摩耗によりささくれるようになったり、関節軟骨そのものが無くなったりしてしまうと、骨同士が直接ぶつかり合うようになってしまいます。
そうなってしまうと、激しい痛みや関節の変形がみられるようになってしまうのです。
骨の新陳代謝と骨粗しょう症
骨には、古くなった骨を壊す働き(骨吸収)を行う破骨細胞、新しい骨を再生する働き(骨改変)を行う骨芽細胞が存在し、この二つがバランスよく働くことにより常に新陳代謝が行なわれています。
このバランスが崩れて、破骨細胞の働きが骨芽細胞の働きを上回り、骨がスカスカになってしまった状態を骨粗しょう症といいます。
骨粗鬆症の方は1300万人、とくに女性に多く(約80%)、65歳以上の女性の約半数が骨粗しょう症であるといわれています。
女性ホルモンの一種であるエストロゲンが、閉経後に分泌低下することにより起こります。
エストロゲンの低下により、女性の骨密度は閉経後に急激に低くなります。
また、身体に必要な血液中のカルシウムが不足すると、骨に蓄えられたカルシウムが溶け出してしまい、骨量(骨密度)が低下してしまいます。
運動が足りずに、骨への負荷が不足してしまい骨が弱くなるといったことも原因となります。
骨量の減少を抑えるには、適度な運動、カルシウムの摂取、日光に当たってビタミンDを活性化させることなどが必要です。
人の実際の寿命と健康寿命の差は10年あります。
筋力は40歳代から落ちて来て、80歳になると20歳の時と比べて半分の筋力になります。
同じ様に軟骨も減っていく訳ですから、関節を守るためには筋力を減らさないための筋力トレーニング、もしくは筋力を減らさないための工夫が必要になります。
動ける体を維持しない事には、骨への負荷をかけることも出来ず骨量が減り、骨粗鬆症へと向かって行ってしまいます。
当院では骨や関節を守るためのメニューやコースをご用意しています。
気になられた方は、お気軽にスタッフにお尋ねください。
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藤田鍼灸整骨院
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