治らない腰痛について―大阪市住吉区長居西藤田鍼灸整骨院

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腰痛とは

 

一般的に腰痛とは、腰周辺に感じる痛みのことです。

しかし、専門家が言っている腰痛は少し意味合いが違います。

 

専門家が言う腰痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、圧迫骨折、腰椎椎間関節症など、はっきりとした原因の考えられる疾患以外のもの。

年を重ねるごとに軟骨が少しずつ減っていく状態。

軟骨が減っていくと始まる骨の変化。

軟骨や骨の損傷、神経障害、血液検査で分かる様な特異な炎症が認められない場合など、とくに年齢的な変化しかみられないものを「腰痛ですね」と言うことになります。

 

ぎっくり腰とは

 

急激に強い痛みを伴って発症する腰痛はぎっくり腰(急性腰痛)と呼ばれ、その中には腰椎椎間板ヘルニアや圧迫骨折、筋筋膜性腰痛、心因性のものなど、さまざまな状態が含まれています。

ぎっくり腰も原因がはっきりしない、またはさせていない場合はぎっくり腰と呼ばれ、椎間板ヘルニアや、圧迫骨折など原因がはっきりした場合は、その疾患名で呼ぶことが多いです。

 

専門家には、腰痛やぎっくり腰以上の疾患名が必要です。

 

腰痛もぎっくり腰も腰の痛みを指す場合や、急激に出た辛い腰痛を指す表現としてはいいのですが、それらを回復させる専門家がそう言ってしまうのは良いとは言えません。

 

それは腰の痛みを回復させるためには、何が原因なのかをはっきりさせる必要があるからです。

痛みの原因が分かり、その程度を知ることではじめて、放っておいても回復するのか、安静、運動、治療など、何がどのように、どのタイミングで必要なのかが分かり処置することが出来るためです。

 

逆に言えば、原因や程度が分からなければ、勝手に回復するもの以外の腰痛を回復へと導くことが出来ないと言うことになります。

 

そして、疾患名の判定を間違えると回復は大幅に遅れたり、回復できなかったりする場合もあるために注意が必要です。

 

腰痛の種類と分類|大阪市住吉区長居西藤田鍼灸整骨院

腰痛の種類と分類

 

腰痛は

 

生涯で腰痛を感じる確率は50~80%と言われており、1か月のうち腰痛を感じる確率は、

20歳代男性29%

20歳代女性22%

30~60歳代では年齢や性別にかかわらず約30%

70歳代男性28%

70歳代女性47%

と言われています。

 

この年齢や性別による腰痛の発生率に関して、20歳代と70歳男性の発生率に大きく変化がないのは若い人は運動量や強い力を出すことが多く、高齢になると無理をせず、運動も自分の生活に合ったものをマイペースで行うことが関係していると思います。

 

これは20歳代も70歳代でも自分の身体に合った運動量や使い方、鍛え方を行うと腰痛を減らすことができ、反対にそれが出来なければ腰痛の発生率が上がると言うことになります。

 

よって当院では患者さま一人ひとりに合った運動や生活習慣をお伝えすることで、「これはやった方がいい」「これはやってはいけない」「この運動をこのペースでやっていこう」というような判断を患者さま自身で出来るようになることが「治らない腰痛の根本治療」には必要だと考えています。

 

また、女性が70歳代になると急激に腰痛の発生率が上がるのは、70歳になると骨粗鬆症になる方が多く、そのために圧迫骨折や骨の構造的変化が起きることによるものと考えられます。

よって女性の場合はとくに50歳や60歳になったら、食事内容の工夫はもちろんですが、運動や生活様式を見直し、筋力を低下させないこと。

それにより骨粗鬆症を未然に防ぐことが腰痛からの回復や腰痛の再発を防ぐことになります。

 

腰痛の種類は

 

・特異的腰痛(椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など明らかな問題があり、それによりようつうや下肢症状が出ているもの)

・非特異的腰痛(年齢的な変化以外は明らかな原因が見当たらない腰痛)

・ぎっくり腰(急激に発症する強い腰痛、前かがみになった時に発症しやすい、腰の筋肉を痛めたり、腰の関節を捻挫したり、椎間板を大きく痛めたりすることが考えられている)

・姿勢性腰痛(不良姿勢により発症される腰痛、腰椎の分離症やすべり症、骨粗鬆症や股関節の問題による不良姿勢で発症するものも含まれる)

 

急性腰痛と慢性腰痛

 

腰痛は急性腰痛と慢性腰痛といった分け方をすることも重要です。

なぜなら急性腰痛は痛みも強く初めてのことも多いので、急性腰痛を発症した方は焦り、わらをもすがる思いで医療機関や治療院に行かれることになります。

しかし急性腰痛の場合、90~95%は3か月以内に自然するといわれていますので、痛みを緩和することはもちろん重要ですが、実は何もしなくてもそのほとんどは回復するのです。

問題なのが慢性腰痛で、当院ではこの慢性腰痛を回復させる過程こそ重要だと考えています。

慢性腰痛は急性腰痛が自然に回復するはずの3か月以上続くものや、いったんは回復しても再び腰痛が繰り返されるものです。

慢性の腰痛には

はっきりとした問題部位があるもの

はっきりとした問題部位が見当たらないもの

その二つが合わさったもの

の3パターンに分けられます。

 

当院の腰痛回復方法について

 

急性腰痛の場合

 

急性腰痛の場合は痛みや不安感が強く出ますが、回復するケースがほとんどですから、落ち着いて必要な対処をきっちりと行う気持ちが大切です。

当院では急性腰痛の場合、筋緊張の緩和と患部にかかる負担の軽減を行うことで疼痛緩和と回復のための手助けをします。

筋緊張の緩和は鍼を使った施術や手技療法が適しています。

負担の軽減には、してはいけない日常動作や運動、休息や必要な運動を明確にお伝えしていきます。

いくら治療をしても治療時間以外の方が時間は長く、その時間に腰痛を引き起こす動作やくせのようなものを知らず知らずのうちにしていると回復の可能性がどんどん低くなるからです。

 

慢性腰痛の場合

 

一方、慢性腰痛の場合は、根本原因をなくせるかどうかが回復へのカギとなります。

慢性腰痛は回復しない、または繰り返す腰痛です。

腰痛の出る原因がなければ腰痛は出ません。原因があるから出るわけですし、その原因をなくすことが難しいから慢性的な腰痛が続いていることになります。

腰痛に関する正しい知識と経験で根本原因を見つけ出す。

先ずはこれが出来なければ慢性腰痛を回復へと導くことは出来ません。

そして、その根本原因を取り除くことが出来るもっとも良い治療方法と、もっとも原因部分に負担のかからない生活方法をお伝えします。

それが慢性腰痛の回復手段となります。

 

慢性腰痛は、腰への負担の積み重ねにより発症しますから、やはり負担をなくすための治療がメインとなります。

当院では腰部の筋肉や、その痛みに関係する筋肉の調整を手技療法や鍼治療で行います。

筋肉を本来の柔らかく伸縮力がある状態にするのです。

そうすることで筋肉に本来の力を発揮させ、患部にかかる荷重や不必要に引っ張られている力、神経や血管の圧迫を減らすことを目的とします。

それが出来れば悪化要因だった不必要な患部の負担は減り、患部の栄養状態がよくなるために回復が促されると考えています。

 

長期間回復しない腰痛は当院にご相談下さい。

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