ニオイバンマツリについて
当院では、ニオイバンマツリという樹木を育てています。ジャスミン系のいい感じの香りがする花が咲きます。
ニオイバンマツリは咲きはじめは濃い紫色で、次の日には紫~薄紫、3日目には真っ白へと花色が変化します。
たくさん出来たつぼみが花咲くタイミングにはバラつきがあるために、花の期間中は常に、紫、うす紫、白色の3色の花が咲いていることになります。
ニオイバンマツリは伸びた枝の先に花を付けるのですが、はじめの小さいうちは1枝に1つの花をつけます。
それが大きくなるにつれ1枝にに2つの花が咲き、10年ぐらいの株になると1枝に3つの花を順番に咲かせるので、樹木に対しての花の密度が高くなり、樹木全体が花で覆われるようになり開花期間も長くなります。
ニオイバンマツリは、花の好きな患者様に頂いたことがきっかけで育て始めました。
あれから15年、挿し木を繰り返した結果、たくさんの大きな株が育ち、さらにそれで挿し木をしたものを患者さまにお渡しをして育てて頂いています。
挿し木をし始めたころは、50本挿してもいい時で30本悪ければ10本ほどしか付きませんでしたが、最近では発根促進剤などを使うことで挿した分はほとんど根が付くようになりました!
ニオイバンマツリは温かい国の花でありそこでは年中咲いているらしいのですが、冬がしっかりと寒くなる大阪では、冬の間は葉の色も悪くなり落葉し花が咲きません。
しかし、その分毎年のゴールデンウィーク頃には素晴らしい香りと満開の花を咲かせてくれます!
そのために当院では2月の終わり頃には、すべての葉を手で落としています。そうすることにより3月終盤から新芽が一斉に吹き出し、ゴールデンウィークの時期に満開となるのです。
満開の時期には店の前を通る方が足を止めて、花の名前や3色咲いていることから3色の異なる株を植えているのか?というような質問をしてくれたり、ジャスミンの様ないい香りのことを褒めてくれたりします。
中でも、小さいお子さんを連れた親御さんが、お子さんに花の話をしながらニオイバンマツリを見てくれている姿を見かけるとなんだかホッとしてうれしくなります。
ニオイバンマツリは大阪ではほとんど病気にはなりません。時々テントウムシに葉っぱをかじられる程度です。
適度な水と時々肥料を与えるだけで育てることが出来るとても簡単な部類に入る樹木です。
花の好きな患者様にお分けするととても喜んでもらえ、花を通じての会話も増えるので暇を見つけては挿し木をしてしまいます。
大阪市住吉区長居4-5-18
藤田鍼灸整骨院
06-6698-4568