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ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎):膝の痛み、スポーツ障害、ジャンプで膝が痛い、バレーボールによる膝の痛みなど
膝蓋靭帯とは
膝蓋靭帯は、太ももの前面の筋肉である大腿四頭筋の下部にあたる腱で、大腿四頭筋が下方で膝蓋骨を付けその膝蓋骨の下部から脛骨粗面の間の部分の強靱な線維束のことです。
人が膝を伸展するときは、大腿四頭筋が上方へ向かって収縮するために膝蓋骨も上方へと引き上げられます。すると膝蓋骨が上方に移動するために膝蓋靭帯がその牽引力により緊張して脛骨も引っ張られ膝が伸展することになります。
ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)とは
ジャンパー膝とは、ジャンプやランニングによって膝蓋靭帯や膝蓋骨周囲の筋肉付着部に繰り返し負荷がかかることで起こる膝の障害の総称です。
ジャンプからの着地を頻繁に行うバレーボールやバスケットボールなどのスポーツに多いことからジャンパー膝と呼ばれています。
ジャンパー膝は、ハードなスポーツやトレーニングを行う16~20歳ぐらいの時期に多くみられます。
ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)の原因としては
ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)の原因としては、大腿四頭筋や膝蓋腱や膝周囲の筋肉が硬くなってしまっていること、繰り返し負荷がかかることなどがあげられます。また、それらが基盤となり大腿四頭筋の膝蓋骨付着部や、膝蓋腱などに小さな傷が出来てしまって起こることも考えられます。
膝蓋靭帯にかかる負荷として、ランニング時には約670kg、ジャンプ時には約1200kgの負荷がかかるといわれています。
これほどの負荷がかかるわけですから、バレーボールやバスケットボールなどジャンプの多い競技、サッカーや陸上のように走る動作が多い競技によくみられます。
ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)になると
ジャンパー膝になると、膝蓋骨周辺に運動後や階段の上り下りで運動痛が出るようになります。
その他にも自発痛や圧痛が膝蓋靭帯付着部や大腿四頭筋腱付着部、脛骨結節付着部などにみられ、
中でも膝蓋靭帯付着部が最もよくみられる場所となります。
ジャンパー膝は悪化すると、スポーツはもちろん日常生活においても歩行や階段の昇降などに支障をきたす場合もあります。
ジャンパー膝の分類
ジャンパー膝は程度により以下の4つに分類されます。
1期 スポーツ活動後に膝が痛む(スポーツに支障がない)
2期 スポーツ開始直後に痛みは出るが活動中に消えてしまい、スポーツ後にまた痛みが出る(スポーツに支障がない)
3期 痛みが常にありスポーツ活動に支障をきたす
4期 膝蓋靭帯の断裂があり、通常の歩行でも膝が痛む
ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)を回復させるには
1期2期の場合はストレッチやテーピング、アイシングや筋力トレーニングなどに合わせて、動作の制限などを行います。
3期になるとスポーツ活動にも支障をきたすので、月単位での運動休止や安静なども合わせて行います。
4期になると、手術による治療が必要になってきます。
これらのことからジャンパー膝は、状態を見極め治療することが重要なうえにスポーツへの復帰時期などの判断も大切になってきます。
負荷がかかり過ぎたり使いすぎになったりすることで起こる障害なので、スポーツを長く続けるためにも、我慢して無理を続けるよりも適切な処置を行うことが重要です。
また、鵞足炎やフォッファー病、半月板損傷、タナ障害、PF関節症などとの関連性や見極めの判断も重要です。
膝の周囲が痛い、ジャンプやランニングで膝が痛いなど、膝に気になる症状がみられる方は、ぜひ当院へご相談ください。
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