- 腰の痛みが気になるけれど、病院に行くのは躊躇している
- 腰が痛む時と、痛くない時がある
- お尻や足の痛みも感じる
- 病院で異常なしと言われたけれど、腰の痛みが気になる
- 太ももやふくらはぎに痛みやしびれがある
- 洗顔をするときに、前にかがめない
- 身体を後ろに反らすと、腰に痛みが走る
腰が痛くなる原因は9つあるといわれており、その第一は筋肉疲労です。これは疲労性腰痛や筋膜性腰痛と呼ばれることもあり、同じ姿勢を続けることで背中にある脊柱起立筋が疲労して血流が悪くなり起こるといわれています。長時間同じ姿勢で作業を続けたり、立ったままや中腰で作業を続けると腰を痛くします。
筋力低下も腰痛の大きな原因の一つです。筋力が低下すると腰にある腰椎と呼ばれる5つの背骨が正しい位置に保たれずに腰痛を起こす原因となります。腹筋が筋力低下を起こし背筋が過剰に働いている場合は腰椎が過剰に反り返ってしまい痛みを招いたり、背筋も腹筋も弱ってしまった場合は腰が曲がり猫背のような姿勢となり痛みを招くことになります。
さらにストレスや寝方の悪さ、寝不足、体が硬い、肥満、背骨のゆがみ、血流の悪さなども腰痛の原因となります。
また、椎間板ヘルニア、骨粗しょう症、ぎっくり腰、更年期障害や十二指腸潰瘍、胃潰瘍など胃腸の疾患や胆嚢炎や胆石症、膵臓や腎臓、尿道や膀胱の疾患、卵巣炎などの婦人科系の疾患など様々な病気が腰痛の原因となることもあります。
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
症状:腰足が痛くて歩けない
中高年ぐらいになると、背骨の変形が強くなり脊柱管を圧迫してしまうことがあります。そのことを腰部脊柱管狭窄症といいます。
腰椎症(ようついしょう)
症状:腰の骨が変形した痛み
腰椎は、年齢を重ねるうちに徐々に変形していきます。腰椎の変形によって生じた腰痛を腰椎症といいます。
腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばんへるにあ)
症状:腰が痛く足がしびれる
椎間板は繊維輪と髄核で出来ていて、髄核が卵の黄身のように繊維を破って外に出てきます。それが、神経を圧迫して症状が出てきます。
急性腰痛症【ぎっくり腰】(きゅうせいようつうしょう)
症状:腰が痛く歩くことも困難
ぎっくり腰とは、重い物を持ったり、体をねじったり、顔を洗おうとして腰をかがめたりした時に、急に腰に痛みを覚え動けなくなることを言います。
坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)
症状:下半身に痛みやしびれ
腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアとも腰椎(背骨の腰の部分)に起こる異常によって坐骨神経が圧迫され、下半身に痛みやしびれを引き起こします。
肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)
症状:物を持ち上げる時に痛みが現れる
肋間神経痛とは、肋骨に沿って走る神経が何らかの原因で痛む症状のことです。その原因は不明なものが多く、あくまで症状であり、病名ではありません。