大阪市住吉区長居西 藤田鍼灸整骨院>>http://shinkyuuseikotsu.com
肘頭骨折:肘を打った、肘関節を伸ばせない、肘の痛みや腫れなど
肘頭とは
肘頭は肘から手首までにある2本の骨のうちの小指側にある尺骨(しゃっこつ)という骨の一部分で、外側から見ると肘を机に付いた時に机と肘が当たっている部分になります。
尺骨の肘頭部分は、肩から肘までの骨である上腕骨と関節を作るのですが、肘頭の裏側の上腕骨と関節を作る部分はなだらかにカーブする滑車切痕、上腕骨側は上腕骨滑車と呼ばれる丸みを帯びた部分、それらが蝶番のような形で肘を曲げ伸ばしています。
また肘頭には上腕三頭筋と肘筋が付いていて、それらが収縮することで肘関節は伸ばされます。
肘頭骨折は
肘頭骨折は、肘頭部を強く打ちつけるなどの直達外力という力の加わり方によって起こるか、上腕三頭筋が強く収縮した時の引っ張る力による介達外力という力の加わり方によって起こります。
介達外力で起こる場合には、肘を進展させる動作を繰り返し行うことによって過度な負担がかかり続けたために起こる疲労骨折や肘をおもいっきり伸ばしたり伸ばされてしまった時の急激な負荷により骨折するケースもあります。
また肘頭骨折は、直達外力の場合も介達外力の場合も上腕三頭筋の影響を受けるか否かで骨折部の安定性、つまり折れた後に骨折はしているがズレやすくぐらついてしまうのか、折れてはいるが割とズレにくく、くっつきやすくなっているのかが変わります。
肘頭骨折は骨折の転移のしやすさ(ズレやすさ)などの安定性、粉砕の度合いなどにより保存療法や手術の術式が変わるためにいくつかの分類があります。
その中のColton分類は、骨折型を肘頭の裂離骨折、斜骨折、脱臼骨折などに分けて整理された分類です。
Colton分類
group1
group2‐stageA
過伸展損傷による斜骨折
上腕骨滑車による滑車切根部の損傷
group2‐stageB
転移のない骨折
group2‐stageC
滑車切痕部の陥没骨折
group2‐stageD
滑車切痕部の粉砕骨折
group3
鉤状突起部あるいは近位部での骨折に脱臼を伴う
group4
尺骨骨幹部骨折に及ぶ高度の粉砕骨折などの分類不能なもの
肘頭骨折を起こすと
肘頭周囲に痛みや腫れが生じます。
また、肘頭に付着している上腕三頭筋に骨折部が牽引されて、引き裂かれることで、転位(骨が本来の位置からずれること)が発生します。
そうなると肘を自分の意志では動かすことが出来なくなり、肘の周囲が激しくはれ、押すと非常に強い痛みを感じるようになります。
肘頭骨折を回復させるには
まずは、レントゲン撮影、より正確に状態を把握できるCTやMRIなどの画像検査にて、骨折部の転位の有無や状態を確認します。
転位が少ない場合は、保存療法としてギプス固定を約1ヶ月行います。
転位が大きい場合には、針金やスクリュー、金属プレートなどで骨折部を固定する手術療法が行なわれます。
肘頭骨折は疲労骨折の場合、痛みは我慢できないほどでないこともあり、無理にスポーツを続けることによって症状が悪化したり骨折部がずれてついてしまったりすることもあります。
何かしらの異変を感じた時には早期に画像診断を受けたり、患部を安静に保ったりすることが重要です。
肘の周囲や動きに違和感や痛みがある方や肘頭骨折手術後のリハビリは、ぜひ一度当院へご相談ください。>>http://shinkyuuseikotsu.com
大阪市住吉区長居西3-1-33
藤田鍼灸整骨院
06-6698-4568
参考文献
池田 全良・岡 義範(2007)『肘頭骨折』最新整形外科学大系.中山書店.



















