強直性脊椎炎-腰や骨盤の痛み・腰や背骨を動かしにくい

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強直性脊椎炎:腰やお尻の痛み、動かすと楽になる、夜や朝方に痛みが強い、身体が硬くなったなど

 

脊椎とは

 

脊椎とは、一般的には背骨といわれるもので、頭蓋骨の後頭骨にある大後頭孔より下降し、頚椎(7椎、まれに8椎)、胸椎(12椎)、腰椎(5椎)、仙椎(5椎)、尾椎(3-6椎)の約30個の椎骨から形成され骨盤に至ります。

 

 

強直性脊椎炎とは

 

強直性脊椎炎とは、リウマチ性疾患のひとつで、脊椎や骨盤の炎症が主体となる原因不明の関節炎で、手足の大きな関節(股、膝、足、肩など)にも発症する場合があります。

この疾患の原因ははっきりとは分かっていないのですが、ヒト白血球抗原のHLA-B27との間に関係がある疾患だと言われています。

 

ヒト白血球抗原のHLA-B27を持っている日本人は少ないので、強直性脊椎炎は外国に比べると日本で発症する確率は低くなっています。

発症年齢は10~35歳(平均25歳)となっており、病態のピークは20~30歳代で、40歳代に入ると次第に沈静化するのが一般的です。

また90%は男性に発症し家族内での発症も多いことが特徴です。

 

 

強直性脊椎炎になると

 

強直性脊椎炎になると、腰やお尻の痛みとして自覚をすることが多いです。

なかでも初期の仙腸関節の炎症は特徴的で、ほかにも腰や背中のこわばり感、腰痛、腰から股関節にかけての神経痛のような痛みがよく出ます。

(股関節や膝関節、肩関節などの炎症性の痛みで発症するケースもあります)

病状が進行すると、脊柱の靭帯が骨化し動かす範囲が狭くなることで頚椎を含む脊椎の動きが悪くなります。

体は前傾気味となり、体を反らしたり上を見上げたり、うがいをしたりといった動作に支障が出てきます。

また、胸椎の骨化の場合は肋骨間もくっつくことがあり、そうすると呼吸時の肋骨の広がりが狭くなります。

痛みの場所は移動することが多く、安静にしているより体を動かした方が軽くなるのが特徴ですが、初期の頃には病状の波が激しく、痛みで寝込んでいたかと思うと、翌日には痛みを感じずにスポーツが可能になることもあります。

 

強直性脊椎炎の1~2割の方は初発から10~20年経過すると脊椎が動かなくなり、日常生活や仕事に不自由を感じることもありますが、多くの人は多少の支障はあっても通常の生活を送ることができます。

 

 

強直性脊椎炎が疑われるときは

 

強直性脊椎炎が疑われるときは、臨床症状とレントゲン検査のほか、血液検査、CT、MRIなどを行いますが早期の診断は困難な場合も多いです。

 

強直性脊椎炎は、今のところ根本的な治療はありませんが、症状に応じた対症療法が中心となります。

消炎鎮痛剤の内服で痛みを抑え、運動療法と理学療法で脊椎や関節の強直を予防することが中心となるようです。

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