頚椎椎間板症-首や肩、背中の痛み・首肩背中のこり感、寝違い

大阪市住吉区長居藤田鍼灸整骨院

頚椎椎間板症:首や肩、背中の痛み、首や肩、背中の凝こり感、寝違え、首を動すのが辛いなど

 

頚椎椎間板とは

 

首の骨である頚椎は、7つの椎骨が上下に積み重なることで出来ていて、その上下に積み重なる椎骨の間には、椎間板という円柱状の軟骨が存在します。

頚椎側方頚椎椎間板|藤田鍼灸整骨院

頚椎側方ー頚椎椎間板

 

その椎間板の外側は、線維輪という線維性の強固な軟骨、中は髄核という80%が水分であるゲル状のクッションにより作られています。

頚椎椎間板|藤田鍼灸整骨院

頚椎椎間板中間位

 

そして椎間板は

椎骨の後方部分である椎間関節

脊柱前面を支える前縦靭帯

椎体後面を支える後縦靭帯

横突起をつなぐ横突間靭帯

脊椎後方の黄色靭帯や項靭帯

とともに脊柱の動ける範囲を決め脊柱を支える役割をします。

頚部椎間板、椎間関節、靭帯|大阪市住吉区長居藤田鍼灸整骨院

頚部の靭帯と椎間関節、椎間板

 

この椎間板、椎間関節、靭帯の3つの要素が脊椎の健康や劣化を大きく左右することになります。

 

また健康な椎間板は、人の体の中で血管が入り込んでいない最も大きな軟骨となるために、椎間板の栄養補給はスポンジが水を吸収するような形で水分とともに栄養を取り込みます。

 

 

 

椎間板の栄養の取りこみ方

 

椎間板は、運動により荷重がかかると椎間板内の水分が滲みだし、荷重から解放される時にはスポンジが水を吸うように水分を吸収するようになっています。

椎間板の栄養の取り込み方|大阪市住吉区長居藤田鍼灸整骨院

椎間板の栄養の取り込み方

 

そして椎間板の上下は1~2mm程度の厚さの終板というガラス軟骨の組織と強力に結合していて、終板には腰椎分節動脈という血管の枝が入り込み栄養を受け取っています。

 

椎間板はその終板からスポンジが水を吸収するような形で水分とともに多くの栄養を吸収するのです。(繊維輪の外側からも栄養は取り込みます)

 

 

 

椎間板の役割

 

椎間板は、脊椎前面の前縦靭帯と頚椎後面の後縦靭帯とともに上下に積み重なる脊椎をつなぎ止め、脊椎がズレることを防ぎます。

椎間板の役割|大阪市住吉区長居藤田鍼灸整骨院

椎間板の役割

 

椎間板は椎間関節とともに、椎骨にかかる荷重を支え衝撃を吸収するクッションの役割することで椎骨を損傷から守ります。

椎間板の役割|大阪市住吉区長居藤田鍼灸整骨院

椎間板の役割

 

椎間板は、その形を変えることで脊椎に可動性を持たせ、脊椎の動きをスムーズにします。

頚椎椎間板|藤田鍼灸整骨院

頚椎椎間板中間位

頚椎前屈による椎間板の状態|大阪市住吉区長居

頚椎前屈による椎間板の状態

 

 

 

椎間板の劣化

 

体重や運動で常に大きな負担にさらされる椎間板は、加齢による劣化を起こしやすい組織となっており、その変化は10代より始まっているとも言われています。

 

加齢に伴い線維輪に亀裂が入ったり、終板が損傷し終板がずれたりすると、血管とともに感覚神経が椎間板内に入り込み、痛みを感じるようになります。

椎間板の繊維輪に亀裂が入る|大阪市住吉区長居藤田鍼灸整骨院

椎間板の繊維輪に亀裂が入る

 

さらにその状態が続くと、徐々に髄核の水分が減少して変性という現象(すなわち老化)が起こり、クッションとしての機能が低下してしまいます。

 

そして、椎間板の変性によりその支持性やクッション性が低下し、椎間板の厚みが減ると、今までは無かった負担が周囲の組織にかかったり、支持が弱いために上下の骨の連結が弱くなったりして安定感が損なわれてきます。

すると関節軟骨が痛み、関節包がゆるみ、関節にずれなどを生じて、周りの組織に炎症が起きたり神経を刺激したり、靭帯や関節、筋肉にも負担がかかったりして痛みを生じやすくなります。

 

このような状態を椎間板症とよび、頚椎では、負担のかかりやすい下位頚椎に多くみられます。

そして椎間板や椎間関節が劣化すると、骨のトゲである骨棘が椎体に出だし、関節包が肥大し、黄色靭帯も肥厚し、脊椎の変形はより大きくなります。

 

 

 

椎間板症になると

 

頚椎椎間板症になると、首や肩、背中に急激な痛みが出ることもあれば、じわじわと痛みを感じるようになり、その痛みが慢性的に続くこともあります。

 

また、痛みがなくても首や肩のこり感や違和感、首の動きの悪さなどが出ることもあります。

 

椎間板症の痛みは、首の動きにより強くなることが多いですが、どの動きにより痛みが出るのかは人により異なります。

 

椎間板症は、基本的に上肢に痛みやしびれが出るものは含まれません。

 

また、特に理由もなく首が急に痛み出したケースや、朝起きると首が痛くて動かせないなどというケースは、夜中やその日、または最近首を痛めたと感じられると思います。

その時は、明確な痛めた理由がないために、もし椎間板が痛んでいるという説明を受けても、納得はし辛いと思います。

しかも椎間板はレントゲンには写らないので、痛んでいる様子を見ることも出来ず、レントゲンを撮っても「骨はきれい」ということになります。

 

しかし、そのようなケースのほとんどが、長年かけて痛んできた椎間板が変性を起こし、ついに痛みが出るようになったと考えるべきです。

 

椎間板に限らず軟骨は血管や神経があまり通っていないため、痛めてすぐに痛みを感じるとは限らないのです。

 

椎間板を大きく損傷すると、すぐに炎症を起こし、痛みを出すこともあります。しかし、小さな損傷の場合は痛みも炎症も起こらず、それが積み重なり限界を超えた時、日常の生活動作であっても痛みを感じことになるのです。

 

 

 

頚椎椎間板症を疑うときは

 

先ずは、首の痛みの感じ方や首の動きによる痛みの出方、棘突起や筋肉の圧痛などを確認します。

そして、必要であればジャクソンテストやスパーリングテスト、モーリーテストや上肢の腱反射などを確認し、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症性脊髄症、胸郭出口症候群などの可能性を除外します。

 

画像診断は、椎間板はレントゲンには写らないので、レントゲンでは大きな異常が認められないことが多く、MRIでは椎間板の変性が認められることがあります。

 

 

 

椎間板症になった時は

 

痛みが強い時期、医療機関では患部の安静と消炎鎮痛剤や痛み止めの内服などを行うことが多いと思います。

 

施術としては、頚椎に関係する筋肉の硬さを取り、椎間板へかかる負担を減らすことがおすすめです。

さらに、椎間板の栄養を供給するためには頚椎に悪影響を及ぼす姿勢や動作に気をつけながら、常に体を動かせる状態に持っていくことが重要ということになります。

そして、痛みが改善されてきたら、僧帽筋などの筋力強化を行うとより回復が望めます。

 

椎間板症は、姿勢や日常生活の習慣の悪さ、肩こりなど、首の様々な問題が放置され、ついには軟骨も痛んできたという状態です。

その状態を放っておくと、次は脊椎が変形してきたり、椎間板ヘルニアに移行したりして神経症状を伴うこともあります。

 

肩こりも首周りのちょっとした痛みなども、すべては生活を見直してほしいという体からのサインです。

 

痛みやこりがあるということは何か問題があります。

頚に痛みや違和感がある場合は、放置して様子を見るのではなく、早い段階で当院にぜひご相談ください!

 

大阪市住吉区長居4-5-18

藤田鍼灸整骨院

06-6698-4568

 

参考文献

 

浦門 操・小柳 英一・成尾 政圀(1985)『頸部椎間板症の臨床的検討』整形外科と災害外科,33巻 4号,996-1001

 

持田 譲治(2007)『最新整形外科学大系』第10巻,脊椎・脊髄,第3章,脊椎・椎間板の代謝・変性,54-58.中山書店

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