足関節捻挫の治療やリハビリは大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にぜひお任せください!
足を捻った、スポーツ外傷、前距腓靭帯損傷、前脛腓靭帯損傷、後脛骨筋損傷、腓骨筋腱脱臼、二分靭帯損傷など
関節が動く範囲は人により違います。それは生まれ持ったものや年齢、性別、過ごし方によって違ってきます。
その人の関節が正常に動ける範囲を関節可動域と言います。
その関節の可動域を超えて捻ったり、折れ曲がる力や圧力が加わったりして関節を構成する骨と骨がその正常範囲の位置から逸脱することで捻挫は発生します。
関節を捻ることなどで、靭帯や関節包、腱などが切れたり伸びて損傷したり、軟骨を傷つけることで痛みや腫れが起こります
足関節(足首)捻挫は大きく分けて内反捻挫と外反捻挫の2種類がありますが、多くは足関節を内側に捻ることにより起こる内反捻挫です。内反捻挫の場合、足関節の外側の靭帯を主に損傷しますが、その中でも前距腓靭帯の損傷が多くみられます。
内反捻挫の症状としては、外くるぶし(外果)の前や下の部分を押すと痛みが出たり腫れたり、歩くことで痛みが出たりします。また皮下出血といって靭帯などを痛めることで中で出血したものが皮膚の下まで来て皮膚が紫や緑、黄色といった形で見えることもあります。
靭帯損傷は損傷の程度により重症度を3つに分類しています。
- 1度・靭帯が伸びる程度
- 2度・靭帯の部分断裂
- 3度・靭帯の完全断裂
靭帯損傷により切れたり伸びたりした靭帯などは元の状態まで治ることはありません。
痛んだ箇所は結合組織と言う別の組織で修復されるのですが、結合組織は元の組織よりも硬く弾力性がありません。
弾力性がなく硬い組織は一見強そうですが、弾力性のない組織はゴムのように伸びて耐える余力がないので前よりも弱い力で損傷するのです。
よって出来るだけ元の組織に近づくように治すことが理想的であり、そのためには捻挫後の固定が重要です。
固定の方法は、損傷した部位や損傷の程度により異なりますので、初めにどの部分がどのように、どの程度痛んでいるのかを出来るだけ詳しく調べる必要があります。
調べる方法としては引き出しテスト、問題となりそうな部位の圧痛、介達痛などの検査や歩行痛の有無、痛みの感じ方、動かせる範囲、皮下出血や腫れ方、痛めた時の状況などを詳しく見聞きすることで総合的に判断出来ることが大切です。
そして捻挫の状態を的確に判断し、骨折や軟骨損傷の有無も見極めた上で安全性を確保しつつ適切な固定を行うことが初めの段階で必要なこととなります。
次に固定を終了する時ですが、やはり受傷直後の時と同じく圧痛や各種検査を行い関節がしっかりと回復しているのかを見る必要があります。
期間のみで判断するところもあるようですが、予定していた固定期間前後の状態を見て良ければ早めに終了、悪ければ固定期間の延長をした方が良いと思います。
最後に予後や再発についてですが、捻挫治療終了後の関節を見てみて関節の強さが足りなければ筋力を鍛えて筋力で関節を安定させることが大切です。
不安定で筋力が効いていない関節は、再び捻挫しやすく不安定な関節は将来的に変形しやすいからです。
また足首の捻挫は靭帯の損傷とともに後脛骨筋腱も損傷されている場合も多く、その場合後脛骨筋不全のため足の内側アーチの低下がみられ、再発の原因になることもあります。さらに腓骨筋腱の脱臼や前脛腓靭帯損傷、二分靭帯損傷をすることもありますから、内くるぶしや外くるぶしの後や下、足関節前面などの圧痛を丁寧に見ることも大切です。
たかが捻挫されど捻挫です。捻挫ですが将来の足首の変形にもつながりますから、治療はもちろん捻挫の再発予防などを含め、よく考えた治療プランを立てることが必要です。
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