膝の痛み、膝の外側の痛み、走ると痛いなど腸脛靭帯炎、ランナー膝の治療は大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院へぜひお任せください!
腸脛靭帯炎とはランニングを主体とした競技に頻発する、腸脛靭帯が大腿骨外側上顆の骨隆起に擦れることで発現するスポーツ障害です。
腸脛靭帯は、骨盤の横から大腿筋膜張筋として始まった筋肉が太ももの外側を真下へと走る途中で腸脛靱帯となり、ひざの外側(脛骨の上外側)に付くように走行しています。
腸脛靭帯炎は別名「ランナー膝」とも呼ばれ、男性で長距離走を行う人に多くみられる『使いすぎ(オーバーユース)症候群』の一つです。
その中でも、O脚や下肢のアライメント(骨や関節の不整)に異常のある人の発症が多いともいわれています。
また、お尻の筋肉(大臀筋)が硬く緊張していると発症しやすくなる傾向があります。
症状としては、初期は長距離を走ったあとに膝外側部に疼痛が生じ、進行すると膝の屈伸のみでも疼痛が生じるためにランニングは困難となります。
さらに進行すると、歩行や階段昇降などの日常生活動作でも疼痛が出るようになります。
発生のメカニズムは、膝を伸ばしたときに大腿骨の隆起部分のやや前方部にある腸脛靱帯が後ろ側に移動する時に大腿骨の出っ張りの部分とこすれるような状況となり、それを繰り返すことで炎症をおこしてしまいます。
治療としては保存療法が基本で、発症の原因を探り再発を予防することが重要となります。
手技としては股関節周囲や膝周囲にある筋肉をほぐすこと、適切なストレッチ、状態をみながらの筋力トレーニングなどを行います。
また、O脚やアライメントに異常がある場合などは、足底板(インソール)も用いるなどの工夫が大切になります。
腸脛靭帯炎は使いすぎ(オーバーユース)による障害ですので、スポーツを続けるために時には休息も必要です。行うスポーツの予定をしっかりと考えながら、ご自身の足の状態に必要な施術やトレーニングを行い、ベストな状態に持っていく事が大切だと思います。
膝の痛みやスポーツ障害は
藤田鍼灸整骨院にぜひご相談ください!
06-6698-4568
参考文献
林 優・林 典雄・赤羽根良和・笠井 勉(2006)『腸脛靱帯炎における臨床的特徴と運動療法成績について』第22回東海北陸理学療法学術大会
山本 紘之・森 統子・今村 進吾(2010)『knee-inを呈する腸脛靭帯炎の症例を経験して』第26回東海北陸理学療法学術大会