腓骨遠位端骨折の初期対応とリハビリは大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にぜひお任せください!
足の捻挫による骨折、足が痛くて歩けない、腫れや内出血が強い、足首が変形しているなど
足関節は下腿の骨である脛骨と腓骨、足部の骨である距骨の3つの骨で構成されています。足関節の内側寄りにある内果と後果は脛骨の遠位部にあたり、足関節の外側にある外果は腓骨遠位部にあたります。
足関節は、その3つの骨で出来た構造を靭帯や関節包、通過する腱などでつなぎ留め、包み、支持することにより安定性を得ています。
足関節の関節面には歩行の立脚期に体重の4倍もの荷重がかかるといわれています。そして荷重の10%を外果が支えています。
腓骨遠位端骨折は、足の裏が内側に向くような足のひねり方をしたときによく起こります。
交通事故やスポーツ中の外傷、また歩行や走行中の捻挫、転倒により発生する比較的頻度の高い骨折です。
症状としては、骨折の状態や転位の程度により異なりますが、足関節外側部の疼痛、外くるぶし前下方の腫脹、外くるぶしの下方に見える皮下出血、変形などがみられ、足を着いて歩行することが困難になります。
捻挫との判断が難しい腓骨下端骨折ですが、押さえて痛む部位(圧痛)の場所が腓骨下端部なのか前距腓靭帯なのか?腓骨下端部よりも上方の下腿部分を強く握りしめることで損傷部に痛みが出るのか(介達通)などを丁寧に見ることで骨折を疑うことは可能です。
圧痛や介達通、腫脹や歩行痛をみて骨折が疑われる場合はレントゲン撮影を行います。レントゲンは撮影する方向によって骨折線が見えにくいことがあります。骨折が強く疑われる場合は何方向かの撮影をしたり、健側の足も同時に撮って比較することが大切です。
①腓骨遠位端骨折は、骨折の位置により大きく3つに分類されます。前脛腓靭帯よりも末梢での骨折
②前脛腓靭帯部での骨折
③前脛腓靭帯より近位での骨折
治療としては、①及び②は骨折部が安定していることが多く、転移が少ない場合や整復位が保持できる場合など保存療法の適応になるといわれています。
保存療法の場合は、ギプス固定を4~6週間行います。
また、③のタイプは骨折部の安定性が悪いため、整復位の保持が難しい場合や、十分な整復位が得られない場合は手術療法を行います。
大人は子供と比べて骨がつくのに時間がかかり、子供の場合でも軟骨部分が多いために時間がかかるケースもあります。痛みがなくなったことや平均的な固定期間を経過したという理由で固定を外して動き回ると悪化を招くケースもありますから運動復帰への判断には注意が必要です。
また足関節の骨折は、靭帯も一緒に損傷している場合も少なくありません。
切れたり伸びたりした靭帯をそのままにしておくと、足関節が不安定になり、痛みが残ったり関節軟骨を痛めてしまったりして変形性関節症に移行してしまうこともあります。
よって骨折の有無や運動復帰への判断は靭帯の損傷もしっかりと考慮して行う必要があります。
万が一、足を捻ってしまった時は腓骨下端骨折があるかもしれません。足を捻った時は足の捻挫と軽くみて放置せず、お近くの専門家にご相談されることをおすすめします。
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