腋窩神経麻痺の治療は大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にぜひご相談ください!
腕を上げ辛い、肩の外側の感覚が鈍いなど
腋窩神経(C5-7)は、首から出た神経が複雑に交差する腕神経叢の後神経束から起こり、後上腕回旋動脈とともに上腕骨の上方にある外科頚という部位を囲むように抹消へと向かいます。
そして上腕骨の後面で前枝と後枝に分かれ、前枝は三角筋に枝を出しながら上腕骨の前面に至り、後枝は小円筋に枝を出した後、上外側上腕皮神経に移行します。
上外側上腕皮神経は、三角筋の後縁を回って皮下に出て、上腕上部外側の皮膚の感覚を支配します。
腋窩神経麻痺は腋窩神経の通り道にある上腕骨・上腕三頭筋長頭・大円筋・小円筋で囲まれた部分であるQuadrilateral space(後方四角腔)にて圧迫を受けることにより起こります。
圧迫される原因としては、
- 肩を打つなどの外傷にてQuadrilateral space部分に内出血が発生
- 松葉づえをつく時にわきの部分で体重を支えることでの圧迫
- 筋肉が硬くなること
などで通り道が狭くなったりした場合に起こりやすくなります。
症状として腋下神経は、三角筋を支配しているため、麻痺が起こると上腕を体の横方向へと上げる外転運動が困難になります。
さらに三角筋が萎縮し痩せてしまったり、肩の外側の感覚が低下したりします。
腋下神経麻痺は基本的に2~3ヶ月経過を観察しているうちに回復していく疾患です。
リハビリとしては、三角筋の萎縮により落ちてしまった筋力を回復させるための運動を行っていきます。
また、Quadrilateral space(後方四角腔)を構成する筋肉の筋緊張が強い時などは、手技を用いて筋緊張を緩めていくことも有効です。
肩を打った後やスポーツで肩をよく外転伸展する方などで、腕が上がらない、肩の外側の感覚がおかしいなどの症状がある場合は、腋窩神経麻痺の可能性もあります。
そのような症状があれば、お近くの肩や末梢神経麻痺に詳しい専門家にご相談ください。
大阪市住吉区長居4-5-18
藤田鍼灸整骨院
06-6698-4568