骨折やケガ、病後の肩や手の強い痛みなど肩手症候群でお悩みの方は、大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にぜひご相談ください!
原因
脳梗塞やヘルペスなどの疾患、
頚や肩関節、上肢の骨折やケガの治療で行う比較的長めの安静固定後などに発症します。
肩や手指を動かした時の痛み刺激により、皮膚の感覚神経が興奮した状態が続くことで局所の血流が低下し、発痛物質の生成が促進されるために再び痛み刺激を受けるという悪循環が大きく関与しています。
症状
手指や手関節が腫れ、動かすと肩や手部に強い痛みを感じるため、手を使いづらい状態が続きます。
進行すると腫れは引きますが、皮膚の萎縮や関節の拘縮が起こり、レントゲンにて骨密度の低下が見られるようになります。
特徴
治療方針の決定や専門施設の紹介判断に使用する臨床用判定指標があります。
臨床用判定指標
1)
病気のいずれかの時期に、以下の自覚症状のうち2項目以上該当すること、ただし、それぞれの項目内のいずれかの症状を満たせばよい
- 持続性ないし不釣合いな痛み、しびれたような針で刺すような痛み(患者が自発的に述べる)、知覚過敏
- 発汗の亢進ないし低下
- 浮腫
診察時において、以下の他覚的所見の項目を2項目以上該当すること
- 皮膚・爪・毛のうち、いずれかの萎縮性変化
- 関節可動域制限
- アロディニア(触刺激ないし熱刺激による)ないしは疼痛過敏(ピンプリック)
- 発汗の亢進ないしは低下)
- 浮腫
現在、肩手症候群は病態複合性局所疼痛症候群(CRPS)の中の1つのタイプに分類され、
CRPSには抹消神経損傷のない(Ⅰ型)反射性交換性ジストロフィー(RSD)や末梢神経損傷を伴う(Ⅱ型)カウサルギー、その他スデック骨萎縮や外傷後ジストロフィーなどが含まれます。
大阪市 住吉区 長居 4-5-18
藤田 鍼灸 整骨院
06-6698-4568
参考文献
望月由 越智光夫:肩手症候群 最新整形外科大系13巻第9章肩関節・肩甲帯pp 332-pp336 .中川書店.1999.