股関節臼蓋形成不全-足の付け根の痛み

股関節の痛み、腰や太ももの痛みなど、股関節臼蓋形成不全の治療と対策、術後のリハビリは大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にお任せください!

 

股関節を作る骨盤には臼蓋という、大腿骨頭(太ももの骨の頭の部分)がはまり込む受け皿があります。

 

通常は、その臼蓋と呼ばれる部分に大腿骨頭がきれいにはまり込むのですが、臼蓋の形に問題があると、臼蓋と大腿骨頭がうまく噛み合わない状態となります。

すると、関節がスムーズに回転せず、摩擦が生じ、軟骨に負担をかけることで痛みや炎症が生じる事となり、この状態を臼蓋形成不全とよびます。

 

臼蓋の形に問題が出る要因としては、遺伝によるものや乳幼児期のおむつの巻き方、または抱っこの仕方などが関係するといわれています。

 

なぜおむつが関係するかと言うと、

股関節は、生まれた時には軟骨が多く、まだ関節としては未熟であり、生後4ヶ月程である程度形成されてきます。

 

現在の紙おむつを使用する前は布のおむつがほとんどで、その布おむつを巻く時に、お母さんのクセや真っすぐで綺麗な足になって欲しいという思いから、足を伸ばすように巻くケースがよくありました。

そうして足を伸ばした状態でおむつを巻いていると、股関節を閉じた状態となるために、股関節の受け皿である臼蓋が深くならずに浅くなってしまうのです。

しかし、現在は紙おむつが主流となり、紙おむつは足を閉じるようなことがない為に、股関節の臼蓋形成不全は激減してきています。

 

股関節は、幼児の頃にしっかりと臼蓋が形成されなければ、年齢を重ねるごとに、あるいは体重が重く負担が大きいほど、関節に負担がかかり軟骨を痛めてしまいます。

 

特徴としては

 

①30代~40代にかけて股関節に軽い痛みや、あるいは腰や太ももなどに痛みを感じるようになります。

 

②臼蓋形成不全を悪い状態で放置していると、変形性股関節症へと移行する確率が上がります。

 

③50代後半になってくると、痛みのせいで歩きにくい、股関節の動きが悪いなどの症状が出ることが多くなります。

 

④股関節の変形の状態にもよりますが、変形が進行していて痛みが強い場合は手術となることもあります。

 

対処方法としては

 

変形性関節症へと進まないように、早期に股関節の状態を見極め、体重をコントロールしたり、股関節周りの筋肉を強くしたり、筋肉をやわらかく柔軟に保つことで、しっかりと動けるようにしておく必要があります。

股関節が痛んでくると、腰痛や坐骨神経痛と思われているケースもありますので、股関節に痛みがなく、腰に痛みを感じるだけの時でも腰のチェックとともに、股関節のチェックをしてもらう事で早期発見が可能となります。

 

腰痛、股関節痛で、お近くの専門医に行かれる場合は、腰と合わせて股関節もしっかりとみてもらうことをおすすめします。

 

腰痛、股関節の痛みでお悩みの方は

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