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第5中足骨基部骨折(下駄履き骨折)のギプスなしでの対処方法とリハビリ、足の外側小趾側の強い痛みや腫れ、痛みで足を着けない、捻挫後の長引く足の外側の痛みなど
第5中足骨基部骨折は
足の甲の外側、小指の先と踵の後ろの中間くらいの位置(下駄の鼻緒の部分)に起こる骨折です。
その昔、下駄を履いていて足を捻った時に、鼻緒の部分で骨折をすることが多かったことが下駄履き骨折ともいわれている所以です。
足の裏が内側を向くような内返しに足をひねった時に、足の前方へ向かって体重がかかっている状態であると、前足部の一番外側にある第5中足骨基部に捻転力がかかります。その時に、第5中足骨基部に付着している短腓骨筋腱が引き伸ばされることにより起こる牽引力が加わることで第五中足骨基部骨折は発生します。
症状としては
受傷直後から足部に強い痛みと腫れが起こります。
特に足の外側に強い痛みと腫れが見られ、普通に足を着いて歩けないこともあり、時間が経つと皮下出血が見られることが多いです。
第五中足骨基部骨折を疑う場合
痛めた時の足のひねり方が内がえしで足部の外側に痛みがあれば、足の腫れや皮下出血、歩行痛の有無を確認します。そして圧痛や第五中足骨の骨頭側から基部に向けて押し込むように力を加える軸圧痛や介達痛の確認を行います。
そして骨折が疑われる場合はレントゲンで確認を行います。
治療としては
通常は、足を着いて体重をかけた際に痛みが強く歩けない場合には、ギプス固定を施し1~2週間ほど固定を行います。
そして痛みが落ち着いてきたら足底板療法に切り替えていきます。
また、最初から体重をかけての歩行ができる方や、仕事や日常生活上の都合でギプス固定を行なえない方は、初めから足底板療法にて治療を行なうことも可能です。
第5中足骨基部の骨折は以上のような保存療法を行うことにより、2~3週間で痛みは落ち着き、6~8週間ほどで骨癒合が得られます。
しかし、基本は保存療法で治療を行なうことが多い基部の骨折ですが、骨折部が不安定な場合や骨折部のズレがひどいような場合は、手術療法が行なわれることもあります。
第5中足骨基部骨折における注意点
第5中足骨基部骨折は、主に足関節の捻挫により起こるため、ただの捻挫として処置され見逃されてしまうケースがあります。
ただ、通常の足関節捻挫とは痛みの場所(圧痛点)が異なりますので、そこを把握することや介達痛の有無を確認することで判断できると思います。
また、同じような場所でも少し前方に発生するジョーンズ骨折になると、骨癒合が得られる期間は長期に及び手術を行うことも多くなります。
その他捻挫や骨折後、足部の外側の痛みがなかなか引かない場合は足根洞症候群や前方突起骨折を発症しているかもしれません。
足関節の捻挫は、日常で起こりやすい怪我の一つですが、痛みや腫れが強い場合や、足の外側の痛みが長引くような時はこういった障害や骨折も疑われます。
足部の痛みや下駄履き骨折、ジョーンズ骨折など中足骨骨折の手術後のリハビリはぜひ当院にお任せください!>>http://shinkyuuseikotsu.com/
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