単純性股関節炎-子供の股関節や太ももの痛み

単純性股関節炎:子供の股関節の痛み、子供が足を引きずって歩く、股関節が痛くて歩けないなど

 

単純性股関節炎とは

 

はっきりとした原因がなく突然股関節が痛みだし、その痛みが2~3週間で消失する一過性の股関節炎です。

 

単純性股関節炎は、まれに大人でも発症するのですが、多くは10歳以下の子供、特に4~6歳の幼児で、女の子より男の子の方によくみられます。

 

原因

 

単純性股関節炎のはっきりとした原因は分からないのですが、風邪を引いた後などに発症しやすいことから、免疫反応ではないかともいわれています。

 

症状としては

 

股関節はもちろんですが、太ももや膝の痛みを訴えることも多く、足をひきずって不自然に歩くようになります。

また、左右の股関節を比べると痛みにより動かせる範囲が狭くなったり、微熱が出たりすることもあります。

 

単純性股関節炎の経過

 

10日~2週間ほどで、自然と痛みも軽快し回復することが多い単純性股関節炎ですが、2~3週間以上症状が続くようであれば、ペルテス病や化膿性の股関節炎などとの見極めが必要となってきます。

 

その他にも、子供が足を引きずる場合や股関節周辺の痛みを訴える場合は、単なる筋肉痛の場合や股関節の臼蓋形成不全、腰からの関連痛などもありますので、正確に経過をみながら判断していくことが大切です。

腰や股関節、太ももや膝の痛みを子供が訴える場合は、お近くの子供の疾患に詳しい専門家にご相談ください。

 

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