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頚部脊柱管狭窄症:手や足のしびれ感、手足の痛み、上肢の筋力低下、歩行障害、手指巧緻運動障害、四肢麻痺、後頭部痛、肩こりなど
頚椎は
頚椎(首の骨)は全部で7つの椎骨から出来ており、その一つ一つが連結をして関節を作り、頭蓋骨を支えながら前後左右へと動かしたり捻ったりすることができます。
上から順番に第一頚椎、第二頚椎と名付けられ、各頚椎間には椎間板と呼ばれる軟骨のクッションがあります。
また、頚椎の後方には脊柱管があり、その中を頚髄とよばれる神経幹が通っています。
そして脳から全身に送られる指令はこの頚髄を通り、全身で受け取った感覚などの情報のすべては、この頚髄を通って脳へと向かいます。
頚部脊柱管狭窄症とは
頚部脊柱管狭窄症とは、脊柱管が何らかの理由で狭くなり神経(脊髄)が圧迫されることで、さまざまな症状をきたす疾患です。
30歳代から増加しはじめ、50歳代が最もピークといわれ、男性に多くみられます。
頚部脊柱管狭窄症の原因としては
頚部脊柱管狭窄症の原因としては、大きく分けて二つあり、一つは生まれつき脊柱管が狭いもの(発育性脊柱管狭窄)、もう一つは加齢による椎間板の変性や頚椎の変形、脊柱管内の靭帯が厚みを増すことなどにより脊柱管が狭くなるものです。
通常、頚部の脊柱管前後計の平均は15mm~16mmですが、発育性脊柱管狭窄と言われる場合の脊柱管の前後計は12mm~13mmになります。
発育性脊柱管狭窄と、加齢による変性が重なり発症することも多いようです。
頚部脊柱管狭窄症になると
頚部脊柱管狭窄症になると、手足のしびれや歩きづらいなどの症状を感じるようになります。
他にみられる症状としては、手足の痛み、上肢の筋力低下、後頭部痛、四肢麻痺、手指巧緻運動障害、肩こり、片麻痺などがあります。
神経学所見では、筋力低下、知覚低下がともに約70%、反射亢進は上肢約55%、下肢約80%にみられます。
その他、排尿障害は約30%、筋委縮は約30%にみられます。
頚部脊柱管狭窄症が疑われるときは
頚部脊柱管狭窄症が疑われるときは、神経学所見を確認し、MRIで脊柱管の狭窄による脊髄の圧迫の有無を調べ判断していきます。
頚部脊柱管狭窄症の治療法としては
頚部脊柱管狭窄症の治療法としては、症状が軽度なときは、安静、投薬、ブロック注射などで保存療法を行います。
筋力低下や手指巧緻運動障害、歩行障害などで日常生活に支障をきたすようなときには、手術療法が行われます。
頚部脊柱管狭窄症では、症状の程度により保存療法から手術療法まで、治療方法が変わってきます。
症状の程度と狭窄の程度を正確に確認する必要がありますので、脊柱管狭窄が疑われる場合には、医療機関で見てもらう必要があります。
そして、正しい判断をしてもらった後に手術が必要でないと判断できた方や手術後に違和感を残し方は、出ている問題に対しての施術をすることで、少しでも楽に暮らすことが大切だと思います。
首や肩の違和感、手足のしびれや痛み、手での細かい作業ができない、歩きにくいなど気になる症状がある方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
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