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第一中手骨基部関節内骨折(ベネット骨折・ローランド骨折)-手の親指の付け根の骨折、親指を動かし辛い、親指の痛み、バイクや自転車のハンドルを握ったまま転倒した、親指の先端にボールが当たった、喧嘩やボクシングで親指の先端に強い力が加わった
手の骨には
手の骨には手根骨、中手骨、基節骨、中節骨、末節骨があります。
中手骨は手根骨に関節している骨で、指の関節に近い方から骨頭部、頚部、骨幹部、基部と分類されています。
そして、母指の中手骨と手根骨からなる関節がCM関節で、この関節内で発生する第一中手骨基部関節内骨折骨折はベネット骨折・ローランド骨折とも呼ばれます。
ベネット骨折、ローランド骨折とは?
ベネット骨折
関節内の1ヶ所で骨折し、骨片は2つで、CM関節の脱臼を伴うもの。
ベネット骨折が起こると親指の中手骨の基部あたりに痛みや腫れが生じ、親指を動かしにくくなります。
骨折部である第一中手骨基部は、長母指外転筋に牽引され転位(ズレ)を起こします。
ローランド骨折
関節内の2ヶ所で骨折し、Y字またはT字型の関節内骨折で骨片は3つになります。
中手骨基部骨折が疑われるときは
痛めた時の状況を伺い、圧痛や腫れ、内出血、変形、介達痛などを確認し中手骨基部関節内骨折が疑われる時は、レントゲンにて骨折のタイプや程度、転位(ズレ)の状態を確認します。
中手骨基部関節内骨折を回復させるには
ベネット骨折の場合は、徒手整復にて骨折部を元の位置に戻していきます。
しかし、骨折部の小骨片と、長母指外転筋の付着する第一中手骨基部は整復をしてもズレが生じやすく、整復後の安定性が得られにくくなります。
整復位が維持できればギプスで固定を行いますが、ズレを抑えるような形を作って固定する必要があります。
また、骨折部が不安定な場合は手術を行うこともあります。
ローランド骨折の場合は、基本的に手術により骨片の整復固定を行います。
第一中手骨基部関節内骨折(ベネット骨折・ローランド骨折)は、親指の骨折の中で最も多いもので、早期に適切な治療を行なわなければ、変形治癒や変形関節症を招き、機能障害をきたしてしまいます。
親指に強い力が作用した後に親指の付け根に痛みや腫れが生じている時や中手骨基部関節内骨折手術後のリハビリが必要な方は、ぜひ当院にご相談下さい!>>http://shinkyuuseikotsu.com/
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