偽痛風:原因のない突然の関節の痛みや腫れ、関節の腫脹や赤み、関節の熱感など
偽通風とは
偽痛風とは痛風ではなく、発作的に出現する痛みや腫れの症状が痛風と似ていることからつけられた病名です。
痛風は飲食物や身体の代謝に由来するプリン体の分解によって生じる尿酸結晶による関節炎です。
一方、偽通風は尿酸結晶以外(主にピロリン酸カルシウム結晶)による関節炎です。
偽痛風の特徴としては
痛風は男性に多いですが、偽通風はどちらかといえば女性に多く、高齢者に多いことなどから変形性関節症と関連があるといわれる説もあります。
偽痛風の好発部位は膝関節ですが、全身のいろいろな関節に起こりえます。
ただ、同時に多発して発作が起きることは少なく、ほとんどは1ヶ所の関節に限定して起こります。
症状としては
関節に強い痛みや腫れが突然起こります。
偽痛風は、前ぶれなく関節の腫脹や赤み、熱感などが突然に発症することが多いです。
発作の期間は個人差や関節炎の程度にもよりますが、強い痛みが2~3日続いたあと1~2週間でおさまるケースが多いです。
偽痛風を疑う場合は
レントゲンにて関節軟骨の石灰化を確認したり、関節穿刺液でピロリン酸の結晶の存在を確認したりして行われます。
治療としては
抗炎症剤や、ステロイドの関節注射、湿布や局所の安静などになります。
突然の強い関節の痛みには痛風や偽痛風、全身症状を伴う場合は化膿性関節炎なども疑う必要があります。
気になる症状が出た時は、自己判断したり我慢したりせずにお近くの専門家にご相談されることをおすすめします。
大阪市住吉区長居4-5-18
藤田鍼灸整骨院
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