靴を履いて歩くと足趾が激しく痛む、足の裏のしびれ、灼熱感などモートン病の治療は大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にぜひご相談ください!
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モートン病は、足の前方で固有底側趾神経が絞扼されて発症します。
モートン病は第2足根中足関節の痛みを訴えるモートンシンドロームとは違う疾患です。
原因としては、先の細い靴やハイヒール、中腰の姿勢などでつま先立ちのような姿勢が長時間続くと第3第4趾間が圧迫されるので、中の神経も圧迫される状態が続くため発症します。
足先が締め付けられた状態で長時間つま先立ちしていると、足趾に向かう神経が中足骨間を繋ぐ靱帯(深横中足靱帯)のすぐ足底部を通過するため、この靱帯と地面の間で圧迫されて神経障害が生じるのです。
また、圧迫部の近位には仮性神経腫といわれる痛みを伴う神経腫ができることもあります。
部位としては主に第3第4趾間で障害されることが多いのですが、第2第3、第4第5趾間でも見られることがあります。
症状としては、痛みや痺れ、感覚異常、灼熱感を伴った痛みなどの多彩な神経症状が障害される総趾神経支配領域に出現します。強い痛みが生じることもあり、その痛みは下腿まで及ぶことがあります。
特徴としては、女性の患者数が男性に比べ10倍位多く、特に50代以降の女性に多いです。
また、足指を手で思い切り反らしたり曲げたりすることで痛みが出たり、障害部の足裏側をコンコンと叩くことで痛みが足先側にビリッと走ったり、障害神経の足趾間に感覚異常があることでこの病気は疑われます。
モートン病は、姿勢や靴などによる横アーチの乱れが原因に大きく関わってきますので、生活のスタイルや履いている靴などの問題を改善することにより回復することが多いです。
痛み止めの服用や、患部へのブロック注射などの併用も効果があります。
しかし、体重や神経の圧迫の受け方など、日常生活を注意深く観察し、何が問題なのか、どの様な感じで障害を受けているのかをイメージすること。
それらの負担を回避するための足底板やテーピング、生活動作指導などを緻密に行うことが重要になります。
3ヶ月ほど保存療法で様子をみても症状が回復しないものに対しては、神経剥離、神経腫摘出、深横中足靱帯の切離などの手術が必要になることもあります。
気になる症状を感じられている方は、なるべく早くお近くの足に詳しい専門家へご相談されることをおすすめします。
大阪市住吉区長居4-5-18
藤田鍼灸整骨院
06-6698-4568
参考文献
長田 瑞穂・林 典雄・中宿 伸哉・笠井 勉『モートン病の足部タイプと足底挿板療法について』第41回日本理学療法学術大会 抄録集