やせたい・ダイエット・太ってきたなどの鍼灸治療・東洋医学についてのご相談は住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にぜひお任せ下さい!
肥満について東洋医学では、太ることを問題視する前に一人一人の体質について考えます。
東洋医学では、色白で疲れやすく筋肉の少ない感じの方は虚証、顔色が良く、元気で筋肉質な感じの方を実証というように分けます。
実証の方は元気で活発、筋肉量も多いために痩せやすく、虚証の方は筋肉量も少なく活動的でないために痩せにくいのです。
よって同じ努力をしても虚証の方は痩せにくいこととなるために、やせる努力をする前に体を虚証と実証の中間である中庸という状態に持っていくことから始めるわけです。体を冷やす食べ物を控えたり、体の疲れと相談しながら筋肉を少しずつ付けていくといった感じです。
(このように東洋医学では、昔から根本的な改善を目的とすることが多く、それは現代においてもこのような方法を〝治す〟というべきで、根本からの改善を行っていないものは〝抑える〟と表現した方がいいかもしれません)
また、肥満は主に脾、腎の異常により気、血、水の流れに影響することから起こるとされています。
漢方薬では大柴胡湯、当帰芍薬散、防已黄耆湯、防風通聖散などを食欲旺盛な人や便秘の有無、水分の代謝、体の強さなどを考えながら使います。
手技療法としては
2番目と3番目の腰骨の間から1.5センチ外側にある腎ゆというツボを使います。
腎ゆは腎臓の働きを高め水分代謝を良くするので水太りに対処できます。また腎ゆは冷え性にも良いとされる応用範囲の広い有名なツボです。
また、足首の内くるぶしから0.5センチ後ろにある太谿は十二原穴という重要なツボの一つで肺、のど、腸、お腹、泌尿器、生殖器にも関係するとされこのツボも太る原因を考えながら使っていきます。
民間療法としては
美容にもよいハト麦がお勧めです。
ハト麦はタンパク質、脂肪、カルシウム、鉄分、ビタミンB1,B2、などが含まれると同時に新陳代謝を促進することに優れているので、体に栄養を付けながら美肌効果や肥満解消に期待が持てます。
ハト麦のことを漢方ではヨクイニンといい利尿、消炎、排膿、鎮咳、イボ取りなどに用います。
ハト麦はスーパーなどでフレークや粉末、お茶にしたものが簡単に手に入るため、とりあえずはじめてみてはいかがでしょうか?
しかし、体に良いものと言えど飲みすぎや食べ過ぎはもちろん禁物です。1日にスプーン2杯から4杯程度にして様子を見るのがよいでしょう。
ハト麦には体を冷やす作用があるので女性で特に妊娠中や整理中、男性でもお腹の緩い方は少なめ、または避けた方がいいかもしれません。
ダイエットのための食事としては
コンニャクがお勧めです。
コンニャクはローカロリーなので食べても太る心配はほとんどありません。
また、コンニャクにはグルコマンナンという水溶性のためにお腹に入ると膨張する成分があるために腹持ちがいいので食欲を抑えやすいと考えます。
さらには食物繊維が豊富で、腸内を掃除して便秘を解消し有害な細菌の増殖を防いでくれるので腸が元気になります。腸が元気になると免疫機能のアップにつながりますので病気になりにくくなり美肌効果にも期待が持てます。
その他、天草などの海藻を原料とし、ローカロリーでほとんどが食物繊維という寒天は、うまく食事に組み込むことで、ダイエットにも役立ち腸内も刺激出来て便通の調整にも利用できます。
ヨガ
肩立ちのポーズ
- 仰向けに寝ます。
- ゆっくりと息を吸いながら足を垂直に立てます。
- さらにゆっくりと背中を上に持ち上げ首と肩で起こし腰はまっすぐに起こします。
- しばらくこのポーズを保ちゆっくりと元の姿勢に戻します。
このポーズは首の根元の甲状腺を刺激するので痩せるのに効果的です。
ただし高血圧の方や首の悪い方などには不向きかもしれません。
大阪市住吉区長居4-5-18
藤田鍼灸整骨院
06-6698-4568
参考文献
「池田政一他」(1986)『東洋医学全書』ミヤケ出版.