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脛腓靭帯損傷:足の捻挫、足関節前面の痛みなど
脛腓靭帯とは
脛腓靭帯は下腿を構成する脛骨と腓骨を繋ぐ靭帯で、前脛腓靭帯、骨間靭帯、後脛腓靭帯で構成されています。
脛腓靭帯は、足関節の安定性や可動域、荷重伝達機能に大きく関与しています。
脛腓靭帯損傷とは
脛腓靭帯損傷とは、前脛腓靭帯、骨間靭帯、後脛腓靭帯のうち、主に前脛腓靭帯が足関節の捻挫などにより損傷してしまうものです。
しかし前脛腓靭帯は、他の靭帯と比べ比較的強度が強いので、単独で損傷することは少なく、捻挫した際に他の靭帯(主に前距腓靭帯)と一緒に損傷したり、足関節付近の骨折の際に同時に損傷したりします。
脛腓靭帯損傷になると
脛腓靭帯を損傷すると、脛骨と腓骨を繋ぎとめることが出来なくなり、脛骨と腓骨が開いてしまいます。
また、圧痛が通常の捻挫のときよりも、やや上の方にみられます。
脛腓靭帯損傷が疑われるときは
足関節を捻挫した時、外側の前距腓靭帯と踵腓靭帯、内側の三角靭帯の損傷については通常はしっかりと確認されます。
しかし、足関節捻挫をした時に損傷される部位は内外側の靭帯だけではなく、足関節上部の脛腓靭帯や、足関節外側後部の腓骨筋腱、足関節やや前方のショパール関節や二分靭帯などがあり、その部位の損傷はしばしば見逃されることがあります。
したがって、足関節を捻挫した時は、脛腓靭帯の損傷の有無のチェックもしっかりと行い、腓靭帯部に圧痛がみられるときは、左右の足関節をレントゲンやエコーなどを使って観察し、脛骨と腓骨の開き具合を比較していきます。
その時に、前脛腓靭帯が損傷していれば、損傷を受けた方の脛骨と腓骨の間が広がっていることもあります。
脛腓靭帯損傷を回復させるには
捻挫による脛腓靭帯損傷の場合は、基本的にはギプス固定による保存療法で回復させていきます。
足関節付近の骨折に合併して損傷した場合は、手術にて固定や縫合などが行なわれることもあります。
脛腓靭帯の損傷は
Grade1:不安定性がなし
Grade2:ある程度の不安定性あり
Grade3:明らかな不安定性あり
と分類されるGerberらの分類などを用いて保存療法の判断を行います。
この場合Grade1、2はの場合は脛腓間にかかるストレスは最小限に抑えながらギプス固定などを用いて回復を目指します。
しかし、Grade3の場合は手術となり金属のスクリューなどを用いて固定を行います。
前脛腓靭帯は、単独で損傷することは稀ですが、足関節の捻挫に合併して損傷する場合があります。
その場合、通常の捻挫より回復まで時間がかかってしまいます。
前脛腓靭帯を痛めたときは、圧痛部位を探るなどしっかりと確認すれば、判断することが可能だと思います。
足関節を捻挫してしまった時、長引く捻挫の痛みがあるときなどは、ぜひ当院へご相談ください。
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