末梢性顔面神経麻痺ー片目を閉じれない・片方の目じりや口角が下がった

末梢性顔面神経麻痺のご相談と治療は大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院へお任せください!

片目が閉じなかったり閉じにくかったりする。飲みの物や食べ物が口の端からこぼれる。片側の目じりや口角が下がってきた。片側の顔のしわがなくなってきたなど

 

顔面神経は脳神経といわれる重要な神経の一つで、顔の表情を形成する表情筋の調整や、涙腺・鼻腺・顎下腺・舌下腺の分泌、舌前方2/3で味を知覚するなどの役割を担っています。

よく顔に起こる神経痛様の痛みを顔面神経痛と言いますが、あれは三叉神経痛であって顔面神経が障害され起こるのは麻痺です。

 

顔面神経麻痺は大きく末梢性麻痺と中枢性麻痺に分けられます。

それぞれ特徴としては、末梢性麻痺の場合は片側の顔面が均一に麻痺するのに対して、中枢性麻痺では上眼瞼から前額に麻痺がみられないことです。

よって顔面神経麻痺を中枢性か末梢性かの見極めをする時には、おでこにしわを寄せれるかどうかでほとんどの場合見極めることが出来ます。

 

顔面神経麻痺のうち末梢性が全体の90%以上を占め、末梢性の中でもベル麻痺、Ramsay Hunt 症候群、外傷性麻痺、耳炎性麻痺の順に頻度が高くなっています。

ベル麻痺(特発性顔面神経麻痺):急性発症し原因が不明なものをベル麻痺と呼び末梢性顔面麻痺の約70%を占めます。寒冷刺激による循環不全やストレス、ヘルペスウイルス感染が関与して麻痺がおこるといわれています。

20才代と50才代に発症する確率が高くなります。

 

Ramsay Hunt 症候群:末梢性顔面神経麻痺の約20%にあたり、水痘帯状疱疹ウイルスが顔面神経の炎症をおこして麻痺になることがあります。

 

症状としては、目を閉じたり、おでこにしわを作ることが出来なくなったり、舌の前方3分の2の味覚障害や感覚過敏を伴うこともあり、顔の筋肉は半分のみが動かないことが多いので、顔は非対称となり歪んで見えます。

 

治癒期間は2~3週あるいは長期間に及ぶケースもあり、希に麻痺が治らず顔の歪みが残ったままになる事もあります。

 

また急に発症する事もあり、朝起きたら麻痺が形成されているようなこともあります。脳の異変により起こる中枢性の顔面神経麻痺も希にありますので、表情の異変に気付きましたらすぐに医療機関で相談してください。そして末梢性と判断されたのち医療機関の治療を受けても変化のない場合は、顔の筋肉をゆるめることや鍼灸治療をおすすめ致します。。

大阪市住吉区長居4-5-18

藤田鍼灸整骨院

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参考文献

村上 信五(2012)『顔面神経麻痺の診断と治療』名古屋市立大学医学部耳鼻咽喉科 スキルアップ講座

 

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