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後十字靭帯付着部剥離骨折:打撲後の長引く膝の痛み、歩きにくい、膝の不安感など
後十字靭帯とは
後十字靭帯は膝関節の中にある靭帯であり、大腿骨から脛骨の後方に付着しています。
後縦靭帯は脛骨が後方へずれることを防ぎ、前十字靭帯とともに膝関節の回旋の安定も担っているのですが、膝の前面を強く打ったときに、後縦靭帯の脛骨付着部にて剥離骨折を起こすことがあります。
後十字靭帯付着部剥離骨折の原因としては
後十字靭帯付着部剥離骨折を引き起こす原因としては、膝の前面を打つことにより脛骨が後方に押され移動することで、後縦靭帯の付着部が強く引っ張られて剥離骨折を起こします。
そして後十字靭帯付着部剥離骨折は、靭帯組織に対して骨が脆弱になっている中高年に比較的多くみられます。
後縦靭帯付着部剥離骨折になると
後十字靭帯付着部剥離骨折になると、膝全体の腫れたり、打ちつけたときの擦過傷や皮下出血などがみられたりします。
また、仰向けで膝を立てると、大腿骨に対して脛骨が後ろに落ち込むような状態がみられます。
後十字靭帯付着部剥離骨折が疑われるときは
脛骨後方押し込みテストを行い疑わしい場合はレントゲンで確認を行いますが、レントゲン写真だけでは確認しづらいときもありますので、その場合はMRIやCTによる検査を行います。
脛骨後方押し込みテストなどの徒手検査を行う場合も画像による検査を行う場合も、他の靭帯損傷や半月板損傷の有無などの確認を行います。
※脛骨後方押し込みテスト:仰向けで膝を90°に曲げた状態で立てて、脛骨上方を押し込むようにして圧を足に加え、後方への不安定性を確認するテスト
後十字靭帯付着部剥離骨折を回復させるには
後十字靭帯付着部剥離骨折は、単独損傷で大きな転位がなければ膝を固定し保存的に回復させていきます。
固定は痛みや腫れなどの程度や日常生活上の問題を考慮し、膝の装具やギプス固定などから固定方法を選択します。
また、転位が大きいときや他の組織の損傷がある複合損傷の場合などは、手術が必要になることもあります。
後十字靭帯付着部剥離骨折は、レントゲンでは分かりにくいこともあるため、膝の打撲と判断されてしまうこともあります。
長引く膝の痛みがある場合で以前に膝の捻挫や強打をした記憶がある場合は、後縦靭帯の損傷や剥離骨折、その他の損傷を疑い、MRIやCTなどの検査も受けてみるべきだと思います。
膝を強く打ってしまった、いつまでたっても膝が痛い、膝に不安感があるなど気になることがあれば、ぜひ当院へご相談ください。
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