大阪市住吉区長居藤田鍼灸整骨院>>http://shinkyuuseikotsu.com/
変形性距骨下関節症(変形性距踵関節症):足の痛み、走ると足が痛む、登山などででこぼこ道を歩くと足が痛いなど
距骨下関節とは
距骨下関節は距踵関節ともいわれる関節で、足の後方を構成する距骨と踵骨によって作られる関節です。
距骨と踵骨は2~3個の関節面(個人差があるようです)で接触しており、足関節を内側や外側にひねる動き(回内、回外)に関与しています。
それぞれの関節のかみ合わせは浅くできていますが、何らかの理由により関節部分の適合性が悪くなり変形が生じたものを、変形性距骨下関節症(変形性距踵関節症)といいます。
変形性距骨下関節症の原因としては
距骨下関節の変形を引き起こす距骨と踵骨の適合性が悪くなる理由の多くは、踵骨骨折によるものです。
踵骨骨折で距骨下関節まで骨折が及んでしまったり、それにより踵骨と距骨の位置関係が変化したりすると、踵骨と距骨で作られる関節の適合性が失われ変形の原因となるのです。
変形性距骨下関節症になると
変形性距骨下関節症になると、でこぼこ道を歩いた場合などに距骨下関節の動きが悪くなるため、適合性が悪くなった関節面は骨同士が衝突し痛みが生じます。
また、平地での歩行では痛みを感じないこともありますが、走ると、着地時は距骨下関節に衝撃が加わるので痛みが生じます。
変形性距骨下関節症が疑われるときは
外傷歴の有無を詳しく聞いたり、圧痛や運動痛の出方をよく調べたりして、骨折や変形が疑われる時はレントゲンにて関節の状態を確認します。
関節部分に不適合性が見られたときは、CT画像にてさらに詳しく確認することもあります。
変形性距骨下関節症の治療としては
変形が初期の段階であれば、運動制限や足底板など、負担を軽減することにより経過をみていくこともあります。
しかし、踵骨骨折後の距骨下関節症の場合や、関節リウマチに併発しているような場合は、足関節固定術などの手術を行うこともあります。
ほとんどが高所からの転落により、踵の中心が上方へと偏位するような形で発生する踵骨骨折の変形の度合いを判断する目安としてはベーラー角を用います。
いずれの場合も踵骨骨折は変形が残ると痛みも残存することが多いため、出来るだけの整復を行い、ベーラー角を元の状態に近づけることが重要です。
変形性距骨下関節症(変形性距踵関節症)は、膝など他の変形性関節症と比べると、発生率は少ないと思います。
しかし、実際に変形性距骨下関節症(変形性距踵関節症)になってしまうと、歩行など日常生活に支障をきたしてしまう疾患です。
痛みの原因を見つけ、少しでも早く治療を行なうことが理想的です。
捻挫など怪我をしていないのに足関節が痛む、足関節の痛みや腫れが今までと違うなど、足関節に気になる症状がある方は、ぜひ当院へご相談ください。
>>http://shinkyuuseikotsu.com/
大阪市住吉区長居4-5-18
藤田鍼灸整骨院
06-6698-4568