リスフラン靭帯損傷ー足を捻った・足の甲の痛み

リスフラン靭帯損傷の治療とリハビリは大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にぜひご相談ください!

足を捻った、足の靭帯損傷、足の甲の痛み、歩行時に痛む、つま先立ちすると痛むなど

 

リスフラン関節とは、足部中央の長い骨(中足骨)とそこから足首の間にある四角い足根骨(立方骨、楔状骨)を繋いでいるアーチ状の構造をした関節です。リスフラン関節では、アーチ状の構造がたわむことにより、歩行やつま先立ち、着地する際などの衝撃を和らげる働きをしています。

リスフラン関節は自体が動くことはほとんどありませんが、足を動かす上で非常に重要な関節です。

 

リスフラン靭帯損傷とは、リスフラン関節の中で第2中足骨と楔状骨を連結している靭帯の損傷のことをいいます。

この靭帯が損傷すると、繋ぎとめていた骨同士の連結が無くなることになり、骨の間の隙間が開くようになります。

これを「中足楔状骨間離開」といい、リスフラン関節がゆるんだ状態になりアーチ状の構造が崩れて、体重をかけた際に痛みを生じるようになります。

 

リスフラン靭帯損傷の受傷機転は、つま先立ちになって踏ん張った状態の時に上から体重がかかることで受傷することが多いです。

また、それほど強い力でなくても着地の際などに、捻りの力が加わることで損傷しやすいといった特徴もあります。

発症しやすい競技としてはマラソン、サッカー、剣道、テニス、フィギュアスケートなどのスポーツでよくみられます。

 

症状としては、腫脹や圧痛、体重をかけた際に足の甲に痛みが出るなどです。

損傷の程度によっては、痛みのため通常歩行が出来なくなり、踵に体重をかけて歩くようになってしまうこともあります。

 

靭帯損傷の診断は、問診やレントゲン、CTなどで行います。

レントゲンの場合、甲を真上から撮影しただけでは骨が重なり合っているために、中足楔状骨間離開を確認できないこともあります。

そのため撮影をするときは角度を変えるなど、2方向から撮影する場合もあります。

ほとんどのケースでレントゲンにより診断は可能ですが、場合によっては3D-CTという3次元画像診断によって、より正確に診断することもあります。

 

治療については受傷後すぐであれば基本的にはギプスでの固定を行い、1ヶ月ほど固定したまま損傷した靭帯の修復を行います。

損傷の程度によりますが、固定期間中も体重をかけないようにしながら、後脛骨筋や長腓骨筋および足底腱膜を引き上げる足趾筋の機能低下を防ぐためのリハビリを行っていきます。

ギプス固定解除後は、足への負担を軽減するための足底板(中敷)を使いながら歩行練習を行って、徐々に体重をかけるようにしながら筋力や柔軟性を回復させます。

一般的に、受傷後約2~3ヵ月かけて競技へ復帰できるようになります。

しかし、靭帯損傷が強い場合や、中足骨・楔状骨(きつじょうこつ)骨折などを併発している場合は手術をおこなう必要があります。

この場合にはさらに治療日数が伸びてしまうこともあります。

 

リスフラン靭帯損傷は、早期に診断・治療を行うことができれば経過の良いものですが、しばらく放置しておくと靭帯の修復もままならないので、手術に至るケースもあります。

足首の捻挫と混同してしまうことも多く、放置してしまいがちなので注意が必要です。

体重をかけた際などに足の甲に痛みを感じる場合は、疑うべき疾患になりますので、早めにお近くの足の疾患について詳しい専門家にご相談されることが望ましいと思います。

 

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