めまいやふらつき、立ちくらみの鍼灸治療は住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にぜひお任せください!
めまいのことを東洋医学では、眩暈(げんうん)または頭眩(ずげん)などと言います。
眩という字は目がかすんだり暗くなったりする感じで、暈は目の前がぐるぐると回ったり、ゆらゆらと揺れたりする感覚のことです。
東洋医学では気、血、水の流れにより健康を考えます。
気:元気の気、気をはく、気が沈むなど心や気持ちの健康、元気さのようなものを指します。
血:体中に流れる血液のことで、酸素や栄養を全身に送ります。
水:全身の水分すべてを指します。
これら気、血、水、の流れが悪くなることで人は病気になりやすくなり、良くすると病気を防ぐ事が出来、病気から回復すると考えるのです。
この中でめまいは水の部分に問題があることになります。
人の体の水分代謝が悪くなり、水分が体内に滞ってしまった状態で、尿や汗の出方に異常が出る〝水毒〟という状態になると外邪が侵入してしまいめまいを起こしやすくなります。
たとえばメニエール病も内耳の水腫がめまいに関係しますので、漢方では利尿剤を薬方として治療に用います。
まためまいは内傷によっても起こります。
内傷とは激しい感情の起伏、食べ過ぎ、飲みすぎ、疲れなどによる東洋医学の中の病気の原因の一つです。
このように東洋医学では、病気の原因を外邪だけとは限らずに、生活習慣や心理的なものまでが関係するとしており、それは昔からストレスが人の体調に関係することを見抜いていたことになります。
漢方薬としては
桃核承気湯、半夏厚朴湯、当帰芍薬散などを一人一人の体力や心と体の状態に合わせます。
民間療法としては
オケラというキク科の多年草とウドを用いたものがあります。
胃腸病や腎臓病、めまいなどにオケラ
オケラの地下茎は、オケラに含まれる芳香性の精油の成分が良いと言われ、慢性の胃腸病や腎臓病、めまいなどに古くから用いられてきました。
オケラの地下茎のひげ根を除き、土を綺麗に洗い流して日干しにします。
これを1日5グラムとして300ccの水で半分にまで煮詰めたものを3回に分けて飲みます。
めまい、あらゆる痛みにウド
独特の芳香が好まれ、若い芽が食用にされるウド。
めまいに良いとされるのはウドの根で、めまいの他にも歯痛、頭痛、神経痛などにも良いとされています。
これらはウドの根に含まれるタンニン、ミネラル、精油類が関係していると言われています。
漢方ではウドの根を独活(どっかつ)と言い、発汗、鎮痛、余計な水分を外に出す駆水に用います。
漢方料理としては
咳や痰にも良いとされる梨粥(りしゅく)
鴨梨(ヤーリー)という中国産の梨3個を良く洗い小さく切り、適量の水で30分煮ます。梨のかすを取り除いてから適量のお米を加えて粥にします。めまいは東洋医学でいう水毒によるものが多いので、これに限らず利尿作用のある梨を食べることはおすすめですが、果実を食することによる冷えには注意してください。
神経性のめまいには五味子酒(ごみししゅ)
漢方薬店で手に入る五味子を瓶に入れ、60度に温めた白酒500ccを加え1日に1回これを振ります。
そうして出来たものを1回3cc1日3回食後に飲みます。
神経性のめまいのほか、不眠や動機、無力感などにもいいようです。
手技療法は百会と三陰交がおすすめです。
百会は耳を前に倒したときに、耳の端が顔に触れる左右の点から真上に頭の上で結んだ線と、顔を左右に分ける中央の線が頭の上で交差する点。これが百会という頭のてっぺんのツボで精神を安定させる働きもあり、このツボを押さえると、めまいやのぼせ、イライラや不眠症などの精神症状に良いとされています。
また、下腿の内側にある三陰交というツボは、内くるぶしの上3cmの骨の後ろの際にあります。
このツボもめまいに良いとされています。
現在めまいや立ちくらみでお悩みの方、めまいや立ちくらみはその辛さに加え、「これからもっと酷くならないか?」「どこで見てもらっても原因が分からない、またははっきりしない。どうにもならないのか?」というような、誰にも理解してもらえずに、一人で辛い思いをしているような強い不安感があるのではないでしょうか?
めまいやふらつき、立ちくらみを引き起こす場合、怖い病気が原因となっていることがあります。ですから初めてめまいやふらつき、たちくらみを経験された場合は医療機関へ相談されることが大切です。
しかし、治療を受けても変化のなかった方やあきらめている方は、ぜひ当院に相談していただきたいと思います。
当院では過去20年間、めまいやふらつき、立ちくらみをお持ちの患者さまと向き合ってきました。当院には、それらを施術してきた実績と経験があります。
大阪市住吉区長居4-5-18
藤田鍼灸整骨院
06-6698-4568
参考文献
「池田政一他」(1986)『東洋医学全書』ミヤケ出版.