頭重の施術は住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にぜひご相談ください

片頭痛(偏頭痛)緊張型頭痛(緊張性頭痛)群発頭痛(三叉神経・自律神経性頭痛)など一次性頭痛の対策と頭痛治療

医療機関で異常なしと言われた頭痛、治療をしても変化のなかった頭痛、慢性の頭痛など

大阪市住吉区長居藤田鍼灸整骨院

☆後頭部の神経痛でお悩みの方はこちらへ>>後頭神経痛ー頭痛・後頭部の痛み

 

頭痛の約9割を占める一次性頭痛とは、原因となる疾患が確認できないものや、血管の拡張や三叉神経、肩や首の筋肉の緊張が関係していると言われる頭痛です。

頭痛ー頭部を支える頚椎と頚部の筋肉群|住吉区長居藤田鍼灸整骨院

頭痛ー頭部を支える頚椎と頚部の筋肉群

 

また何らかの疾患があり、それが原因で感じることになる頭痛は二次性頭痛と言われます。

頭痛の中では1割程度と比較的少ない二次性頭痛ですが、二次性頭痛を引き起こす原因の中には命に関わるような疾患も含まれますから、突然の痛みや経験のないような痛み、しだいに強くなる痛みなど、少しでも「おかしいな」と感じた時は医療機関への受診が望ましいです。

 

 

当院の頭痛治療の流れ

 

  1. 頭痛の根本原因を見つけ出し
  2. 頭痛をタイプに分けて考え
  3. その方の頭痛の特徴を詳細に把握し
  4. 頭痛を引き起こす原因を根本から改善することに適した手技療法や鍼灸治療の中から、その方の体質や身体の強さに合った施術方法を行います
  5. 最後に必要な生活改善やセルフケアを提案した再発の予防を行います

 

 

頭痛のタイプ

 

主な一次性頭痛は以下の4つに分けて考えることが出来ます。

  • 片頭痛(偏頭痛)
  • 緊張型頭痛(緊張性頭痛)
  • 群発頭痛(三叉神経・自律神経性頭痛)
  • その他の一次性頭痛

それぞれの頭痛の特徴や対処法は以下の様になります。

 

 

片頭痛・偏頭痛について

 

片頭痛の特徴

 

片頭痛は日常生活を妨げるほどの痛みが出ることもある頭痛です。階段の昇降などの日常的な動作により痛みが強くなるようであれば片頭痛を強く疑うことになります。片頭痛には大きく分けて前兆を伴うタイプと伴わないタイプがあります。

 

片頭痛の前兆とは頭痛発症前にキラキラとした光が見えるなどの視覚障害が多く、他には脱力やしびれ感を伴ったり、言語障害がでることもあります。この前兆は1時間以内に消えるのが通例で、そのあとに片頭痛が起こります。

 

さらに前兆の前に食欲が増加したり、あくびが出たり、興奮、むくみ、疲労感などの気分が変わる状態が1~2日にわたって見られることもあります。

 

片頭痛が出た時の痛みは、脈拍に一致したズキンズキンとするような拍動性で悪心や嘔吐を伴うことがあり、光や音に対しても敏感になることがあります。片頭痛はその名称通りに頭の片側に感じる方が多いとされていますが、実際は両側に感じた経験をお持ちの方が半数近くおられます。

 

片頭痛は男性の約3倍の確率で女性に多く、年齢は10代~40代によく起こります。

 

片頭痛の原因

 

片頭痛が出る原因は、以前は血管説が有力でしたが、最近では三叉神経血管説と言われる脳の血管が拡張することで三叉神経が圧迫され片頭痛が起こるとされています。このように片頭痛の原因には様々な説が唱えられていますし、それに対してコントロールできる薬はあっても根本から治す手立ては確立していません。よって、まずは自分の頭痛がどのタイプに属するのかを考え、整理をし、しっかりとした片頭痛対策を計画性をもって実行することが重要となります。

 

後頭神経の走行大後頭神経と小後頭神経と大耳介神経|大阪市住吉区長居藤田鍼灸整骨院

後頭部周辺の神経の走行①

大後頭神経と小後頭神経と大耳介神経の走行|住吉区長居藤田鍼灸整骨院

後頭周辺の神経の走行②

 

自分で出来る片頭痛対策!

 

  • 自分自身の日常生活において、何が頭痛に良くて何が悪化を招くのかを書き留める。
  • 寝不足、寝すぎ、不規則な就寝時間などを避け、睡眠内容を一定にする。
  • 頭痛の誘発食品と言われるチョコレートや赤ワイン、チーズなどは一応控えておく。
  • コーヒーや緑茶などでカフェインを摂取すると楽なる方もいます。
  • 空腹を避ける。
  • ビタミンB2が含まれる牛や豚のレバー、卵黄、緑黄色野菜を食べる。
  • マグネシウムが含まれる納豆、ヒジキ、玄米などを食べる。

この他にも様々な片頭痛対策があると思いますが、大切なことは自分の日常生活をよく観察して、自分にとって何が悪くて何が悪いのかを知っていくことが大切であり基本です。

しかし人の体調は複雑です。睡眠や栄養状態、体調の周期や飲んでいる薬など様々な要素が関係しています。

ですから1度ダメだったことや1度良かったからといって良いか悪いかを決めるのではなく、一定期間観察して「これをすると確かに調子がいいことが多いな」「大丈夫な日もあったけど、やはりこれを食べると頭痛がよく出るな」など、多くの回数を参考にすることをお勧めします。この考え方をしなければ、あなたの片頭痛にとって良いことをしている時に、たまたま他の気づいていない要因で片頭痛が出てしまうと、あなたの片頭痛にとって良かったことを悪い事だと思ってしまうからです。これに限らず1度で良し悪しを決めてしまう習慣があると治せるきっかけを失い、悪いものを信じる可能性が出てしまいます。よって初めのうちは専門家に判断してもらい考え方を教わることが特効薬となるかもしれません。

 

片頭痛の治療

 

片頭痛で長年お悩みの方は、病院の検査を受けたのちに自分自身で痛み止めを使い調整している方が多いと思います。

片頭痛は一定時間で必ず治まりますので、辛い状態を回避するためにもそれは必要です。

しかし、【片頭痛を出ない状態にする】ためには、

頭痛のタイプ分析

日常生活の分析とデーター集め

その結果に沿った無理のない生活改善が必要です。

当院では片頭痛や緊張型頭痛の方には、上記の方法に加えて筋力や姿勢、血行状態、就寝方法などを考慮しながら頭痛用の施術を行います。(施術は体への負担を出来る限りかからない状態で行えるように考えたものです)

病院でもみてもらった!自分でも頭痛対策をやっている!それでも頭痛が出る状態にある方は一度当院の頭痛施術をぜひ受けて頂きたいと思います。

 

 

緊張型頭痛・緊張性頭痛

 

緊張型頭痛は頭痛の中で最も多く見られる頭痛であり、日本では20~30%の人が緊張型頭痛を持っているとされています。また、30~78%の方は一生のうちに筋緊張型頭痛で悩む時期があるとも言われています。

緊張型頭痛を大きく分けると反復発作性の緊張型頭痛と慢性の緊張型頭痛に分けることが出来ます。

 

緊張型頭痛の一般的な特徴は

 

  • 頭痛に左右差は少なく、後頭部や頭全体に痛みが出ることが多いです。
  • ズーンとした重苦しい痛みが続きます。
  • 心臓が脈を打つようなズキンズキンとする痛みではありません。
  • いつ始まるのかいつ止まるのかはあなり分かりません。
  • 仕事はどうにか出来る状態であることが多い。
  • 痛みの強さは急激に変化する感じではありません。
  • 痛みで目が覚めることは少ないです。(夜中に肩や背中のこり感で目が覚めることがあります)
  • 肩や首のこり感を伴い、それは両側にあっても左右の差を感じることが多いです。
  • 後頭部の生え際から少し上の辺りのズーンと重いような痛みから始まることも多いです。

 

緊張型頭痛を引き起こしやすい条件

 

  • 睡眠不足
  • 悪い姿勢(座っている時、立ちっぱなしの姿勢など)
  • ストレス
  • 目の使い過ぎ
  • 水分摂取の不足
  • 空腹
  • 長時間の手作業による筋疲労
  • 慢性的な肩こり
  • うつ
  • 不安
  • 筋性ストレス
  • 頭痛に対する薬剤の乱用
  • 口、顎などの機能異常
  • 冷えなど

この他にもたくさんの要因が考えられるため、日常の生活を注意深く観察し、その姿勢や作業内容が頭痛を引き起こす原因となるのかどうか様子を見ていくことも大切です。(以前は心理的な部分が大きいとされていましたが、神経細胞などに関係があるという研究発表もたくさんあるようです)

 

頭痛には

 

みなさんの頭痛は次の2つに大きく分けることが出来ます。

  • 原因となる疾患が見当たらない一次性頭痛
  • 原因となる疾患があり、それにより出ている二次性頭痛

この中で多くの方が辛い思いをしているのは、原因のはっきりしない一次性頭痛です。

 

医療機関で何度も検査を繰り返し、異常がないと言われたので我慢し続けたり痛み止めで抑え続けたりしているのではないでしょうか?

 

異常がないということは怖い病気がないということになりますから頭痛は辛くても一先ずは安心します。

 

しかし、怖い病気は無いが原因が分からず解決方法もないのでは、この先ずっと頭痛と付き合っていくか、たまたま治るのを待しかありません。

 

その結果、自分で調べたり人に聞いたり、テレビで見たことを実践する手段しかなくなり、そして我慢と痛み止めの繰り返し・・・

 

当院には今までそのような方がたくさん来られました。ひどければ痛み止めで胃腸の調子を崩し、胃や腸の治療をされている方や、中にはうつ病になっている方もおられました。

 

◆当院の頭痛治療

身体に起こる問題を解決するためには原因を探すことが一番の近道です。

 

原因が分かりその原因を取り除くことが最高の治療です。

 

原因を取り除くことが出来れば悪くなり理由もなくなりますから痛みが出るはずもありません。

 

当院では先ず徹底的に原因を探します。

 

原因の中で最も多いのが首の問題です。

  • 首のゆがみや頚椎の椎間板や椎間関節、軟部組織の損傷による頚椎の働きの低下
  • 頚椎の機能低下による首の筋緊張の増大や左右非対称
  • 首の筋緊張による血管や神経系の圧迫

それにより頭痛が発生したり後頭部の痛みが出たりすることが多いのです。

 

頭痛ー後頭部周辺の血管とリンパ管の走行|大阪市住吉区長居藤田鍼灸整骨院

頭痛ー後頭部周辺の血管とリンパ管の走行

 

◆よって当院では

はじめに首にあるたくさんの筋肉をチェックして筋肉の張りや硬さ、むくみなどを取り除く手技を行っていきます。

 

この時ですが、手技を行う際には頚椎にかかる負担を最小限にする技術と知識が必要です。

 

今まで首の施術を受けてきたが回復してこなかった方の多くは筋肉の異常を取り除く技術がない、或いは頚椎に負担をかけないで行う手技を持ち合わせていないか、その必要性を知らないケースがほとんどだと思います。

 

頚椎に負担をかけない手技を用いることで首は回復させることが出来るのです。

 

首の頚椎、筋肉、循環などが良くなってくると頭痛を引き起こす筋緊張や頚椎へのストレスがなくなるために頭の痛が出ないようになります。

 

さらに姿勢や、睡眠、食事内容、首以外の体の問題が頭痛を引き起こしていないかもチェックして、必要であれば施術を行います。

 

そうすることで当院では追跡できていない方以外、みなさん頭痛のない生活を送ることが出来ています。

 

まとめると頭痛の施術には

■頭痛に関する幅広い知識

■頭痛を引き起こす箇所や原因の特定

■頭痛を無くすために必要な頚椎に負担をかけない知識と技術

■首以外の問題点の改善が必要です。

当院では開院前の10年間、開院後は20年間、頭痛の施術を行ってきました。

緊張型頭痛や片頭痛で本当にお悩みの方は、ぜひ当院の施術を受けて頂きたいです。

 

 

群発頭痛

 

群発頭痛とは三叉神経・自律神経性頭痛の中に含まれる頭痛です。群発地震のようにある一定期間に集中して起こるために名づけられました。また、三叉神経・自律神経性頭痛頭とは、頭痛と同側で一側性の顕著な頭部副交感神経系の自律神経症状を呈する共通の特徴が見られるタイプの頭痛の総称です。

 

群発頭痛の症状は

 

片側の眼窩から側頭部にかけての激痛に加えて、同側の目の充血や涙が出るなどの頭部の自律神経症状を伴います。

 

また、群発頭痛には鼻閉、鼻漏、眼瞼浮腫、前頭部や顔面部の発汗や紅潮、耳閉感、縮瞳または眼瞼下垂などの症状も伴います。

 

これらの症状は頭部副交感神経系の活性化によると考えられています。

 

さらに群発頭痛は自律神経症状に加え、発作時に行動が活発になったり落ち着きがない状態になったりすることもその特徴とされています。

 

例えば、片頭痛の場合は、発作時には寝込んでいることが多いのに対して、群発頭痛は興奮した状態でじっとしていられないことが特徴とされています。

 

群発頭痛の特徴

 

  • 一定の期間(多くは1~2か月)
  • 毎日
  • 夜中~明け方にかけてのほぼ一定の時間
  • アルコール摂取により引き起こされやすい
  • 1~2時間続く激しい頭痛
  • 1~2時間が過ぎると自然に軽快
  • 20~40代男性に多い(女性の4~5倍!)
  • 有病率は0.1%以下とされ非常にまれ
  • 目の奥がえぐられるような痛みと表現されるなどになります。

 

群発性頭痛の判断

 

群発性頭痛は、頭痛の状態や頭痛に伴う症状によって判断するとされていますが、脳疾患などが無いことを確認することで初めて群発頭痛と言えるわけですからMRIなどの画像診断が重要です。

 

群発性頭痛の原因

 

群発頭痛の原因ははっきりとはしていませんが、頭部の血管拡張が関わっていると考えられています。群発頭痛の場合は目の後ろの血管が拡張して炎症を引き起こすために目の奥が痛むと言われています。

 

 

 

 

 

頭痛の分類

 

片頭痛

 

◆以下は国際頭痛分類 第2版(ICHD-2)による片頭痛の分類と判断の指標です。

片頭痛の分類

1.前兆のない片頭痛

2.前兆のある片頭痛

3.慢性片頭痛

4.片頭痛の合併症

5.片頭痛の疑い

6.頭痛に関連する周期性症候群

 

1.前兆のない片頭痛

 

前兆のない片頭痛特徴

頭痛の症状とそれに伴う症状により特徴づけられる医療機関ではよく見られる頭痛です。

頭痛発作を繰り返す疾患で、発作は4~72時間持続します。

頭の片側のみによく出て、ズキンズキン、ガンガンというような拍動性の頭痛で、頭痛としては中等度から重度の強さです。また日常的な動作により頭痛が増悪することが特徴的で、頭痛と一緒に出る症状として悪心や光過敏・音過敏(あるいはその両方)があります。

小児や青年期の片頭痛について

小児あるいは青年(18歳未満)の片頭痛は、成人に比べて両側性であることが多く、片側性の頭痛は青年期の終わりか成人期の初めに現れるのが通例です。

片頭痛の痛みは一般的に、前頭部や側頭部に発生します。また、小児における後頭部痛は希なので小児が後頭部の痛みを訴えた時には慎重な判断が必要です。

それ以外では、典型的な片頭痛の症状を示す患者の一部に、文献上「顔面片頭痛」と呼ばれる顔面の疼痛部位を認めることがあります。

年少児の光過敏や音過敏は行動から推測する必要があります。

片頭痛発作は、頭部の自律神経症状あるいは皮膚アロディニア症状を伴うことがあります。(アロディニアとは片頭痛によって脳が過敏となり、本来は痛くない刺激を痛いと感じる様子)

また、前兆のない片頭痛はしばしば月経とも関係があるようです。

片頭痛はこれまだ血管系に問題があると考えられていましたが、この10~20年で神経系の関係性が注目されるようになっています。

 

2.前兆のある片頭痛

 

前兆のある片頭痛特徴

頭痛の前や頭痛とともに一時的に出現する、出る場所やパターンがおおよそ決まった神経症状がでます。頭痛発作前に数時間~数日の予兆期と回復期があります。

予兆期及び回復期の症状には、活動性の亢進、活動性の低下、抑うつ気分、特定の食物への過剰な欲求、反復性のあくび、倦怠感、頚のこり、または痛み(あるいはその両方)などがあります。

数分間持続する、片側に発症する視覚症状(片頭痛患者さんの90%以上に認められ、閃輝暗点が多い)からなる再発性発作であり、これらの症状は通常徐々に進展し、また通常それに引き続いて頭痛が生じ、片頭痛症状に関連すると考えられています。

(閃輝暗点【せんきあんてん】:片頭痛が出る前の現象としてキラキラとした光が見えたり、視野の一部が黒く見えたりする状態)

次に頻度が高いのは聴覚障害で、チクチク感として現れ、発作部位から片側の体および顔あるいは舌(またはその両方)の領域に様々な形で広がります。(最初から感覚麻痺がある場合もあり、感覚麻痺が唯一の症状の時もあるようです)

 

前兆のある片頭痛の分類

  1. 典型的な前兆を伴う片頭痛
  2. 脳幹性前兆を伴う片頭痛
  3. 片麻痺性片頭痛
  4. 網膜片頭痛

 

①典型的前兆を伴う片頭痛

典型的前兆を伴う片頭痛特徴

典型的な前兆を伴う片頭痛で、その前兆は視覚症状、感覚症状、言語症状からなります。運動麻痺(脱力)は含まれません。徐々に進展ますが1時間以上持続することはありません。また、前兆には陽性症状(本来ないものを感じてしまう)および陰性症状(本来あるべきものが無くなってしまう)が混在しますがそれはいつまでも続きません。

典型的な前兆を伴う片頭痛分類と特徴

■典型的前兆に頭痛を伴うもの

典型的な前兆を伴う片頭痛です。前兆に伴う場合や、前兆発現後60分以内に頭痛が発現しますが、その頭痛は片頭痛の特徴を有する場合もそうでない場合もあります。

■典型的な前兆のみで頭痛を伴わないもの

典型的な前兆を伴う片頭痛なのですが、この前兆に伴って、または前兆発現後にいかなる種類の頭痛も生じないものをいいます。

 

②脳幹性前兆を伴う片頭痛

脳幹性前兆を伴う片頭痛特徴

片頭痛の前兆徴候の原因が明らかに脳幹と考えられるもの。運動麻痺(脱力)が前兆である場合は含みません。

脳幹前兆を伴う片頭痛判断基準

A.次のB~Dを満たす頭痛発作が2回以上あるもの。

B.完全可逆性の視覚性、「感覚性、言語性前兆があるが、運動麻痺(脱力)あるいは網膜症状は伴わないもの。

C.以下の脳幹障害のうち少なくとも2項目を満たすもの。

  1. 構音障害
  2. 回転性めまい
  3. 耳鳴り
  4. 難聴
  5. 複視
  6. 運動失調
  7. 意識レベルの低下

D.以下の4つの特徴のうち少なくとも2項目を満たすもの。

  1. 少なくとも1つの前兆症状は5分以上かけて徐々に進展するか、または2つ以上の前兆症状が引き続き生じるもの。(あるいはその両方)
  2. それぞれの前兆症状は5~60分持続する。
  3. 少なくとも1つの前兆症状は片側性である。
  4. 前兆に伴って、あるいは前兆発現後60分以内に頭痛が発現する。

E.このほかにICHD-3の中で最適に分類出来るものがない。また、一過性虚血発作が除外されている。

 

③片麻痺性片頭痛

片麻痺性片頭痛特徴

運動麻痺(脱力)を含む前兆のある片頭痛です。

片麻痺性片頭痛分類と特徴

■家族性片麻痺性片頭痛

運動麻痺(脱力)を含む前兆のある片頭痛で、第1度近親者または第2度近親者の少なくとも1人が運動麻痺を含む片頭痛前兆を有する。

■孤発性片麻痺性片頭痛

運動麻痺(脱力)を含む前兆のある片頭痛で、第1度近親者または第2度近親者に運動麻痺を含む片頭痛の前兆を有する者がいない。

 

④網膜片頭痛

網膜片頭痛特徴

単眼の視覚障害(閃輝、暗点、視覚消失)などの発作が片頭痛に伴って繰り返し起こるもの。

 

3.慢性片頭痛

 

慢性片頭痛特徴

頭痛が月に15日以上の頻度で3か月を超えて起こり、少なくとも月に8日の頭痛は片頭痛の特徴を持っているもの。

 

4.片頭痛の合併症

 

片頭痛の合併症分類

  1. 片頭痛発作重責
  2. 遷延(せんえん)性前兆で脳梗塞を伴わないもの
  3. 片頭痛性脳梗塞
  4. 片頭痛前兆により誘発される痙攣発作

 

①片頭痛発作重責

片頭痛発作重責特徴

日常生活に支障をきたす片頭痛発作が72時間を超えて持続するもの。

 

②遷延(せんえん)性前兆で脳梗塞を伴わないもの

遷延性前兆で脳梗塞を伴わないもの特徴

前兆症状が1週間以上持続するのですが、神経画像検査では脳梗塞を認めないもの

 

③片頭痛性脳梗塞

片頭痛性脳梗塞特徴

1つ以上の片頭痛前兆があり、神経画像検査によって問題のある領域に虚血性梗塞巣(血液が流れにくくなり、酸素や栄養が行き届かず、酸欠に陥った部分の組織が死んでしまっている部分)が証明されるもの。

 

④片頭痛前兆により誘発される痙攣発作

片頭痛前兆により誘発される痙攣発作特徴

前兆のある片頭痛の発作により誘発される痙攣発作のこと。

頭痛とてんかんは典型的な発作性脳疾患であり、てんかん発作後には片頭痛様の頭痛が高頻度に見られるのですが、片頭痛発作中または片頭痛発作後に痙攣発作が起こることもあります。このような現象は、時には片頭痛てんかんとも呼ばれています。

 

5.片頭痛の疑い

 

片頭痛の疑い特徴

完全な片頭痛の条件には1つ足りないが片頭痛に近く、他の頭痛とも思われないもの。

片頭痛の疑い分類

  1. 前兆のない片頭痛の疑い
  2. 前兆のある片頭痛の疑い

 

①前兆のない片頭痛の疑い

前兆のない片頭痛の疑い特徴

前兆のない片頭痛の条件には1つ足りないが片頭痛に近く、他の頭痛とは思われないもの。

 

②前兆のある片頭痛の疑い

前兆のある片頭痛の疑い特徴

前兆のある片頭痛の条件には1つ足りないが片頭痛に近く、他の頭痛とは思われないもの。

 

6.片頭痛に関連する周期性症候群

 

片頭痛に関連する周期性症候群特徴

片頭痛に関連する周期性症候群は、前兆のない頭痛と前兆のある頭痛を併せ持つ方、あるいはこれらの片頭痛を発症する可能性が高い方に起こります。以前は小児期に起こると言われていましたが、成人でも起こることがあります。片頭痛に関連する周期性症候群が起こる方は、乗り物酔いや夢遊、寝言、夜驚症、はぎしりなどの周期性睡眠障害の症状も一緒に出ることがあります。

片頭痛に関連する周期性症候群分類

  1. 再発性消化管障害
  2. 良性発作めまい
  3. 良性発作斜頚

 

①再発性消化管障害

再発性消化管障害特徴

腹痛、不快感、悪心または嘔吐のいずれか1つ以上の症状を繰り返す発作で、片頭痛と関連している可能性があります。

再発性消化管障害分類と特徴

■周期性嘔吐症候群

激しい悪心と嘔吐を繰り返す発作で、通常、個々の方としての症状は安定化していて、発作のタイミングは予想できます。発作時には顔面が蒼白となったり嗜眠傾向(しみんけいこう:放っておくと眠ってしまうような状態)が出たりすることがあります。発作を起こしていない時には、症状は全く無くなります。

■腹部片頭痛

主に小児に認められ、中等度~重度の腹部真ん中辺りの痛みを繰り返す原因不明の疾患です。腹痛は血管運動症状、悪心および嘔吐を伴い。2~72時間持続し、発作間歇期には正常です。また発作中に頭痛は起こりません。

再発性消化管障害の判断基準

  1. 腹痛、不快感・悪心および嘔吐のいずれか1つ以上の症状を示す明らかな発作が5回以上ある。
  2. 消化管検査や評価は正常
  3. その他の疾患によるものではない

 

②良性発作めまい

良性発作めまい特徴

繰り返し起こる短時間の回転性めまい発作が特徴の疾患で、発作は前触れなしに起こり自然に軽減します。それ以外に健康上の問題がない小児に起こります。

 

③良性発作斜頚

良性発作斜頚特徴

反復発作性に頭部が片側に傾いて若干回旋している場合もあります。また、これらの症状は自然寛解します。この疾患は幼児および乳児に見られ、生後1年以内に発症します。

 

最後に

片頭痛に限らず頭痛が出る原因には怖い病気が潜んでいることもありますから、頭痛を感じた時にはその頭痛が一次性頭痛か二次性頭痛かあるいはその両方かの見極めは必ず行います。もし、頭痛をはじめて感じた時には専門医にてしっかりと相談をして検査を受けることが大切です。

もし、片頭痛の特徴と一致する頭痛が出た時に、頭痛を引き起こすとされている他の病気の特徴と一意する場合、あるいはその病気が引き起こす二次性頭痛の基準を満たす場合は二次性頭痛として考えなくてはいけません。

また、もともと片頭痛が慢性化しているうえで、頭痛を引き起こす病気も出ている時には片頭痛と二次性頭痛の両方あるものとして考える必要もあるようです。このようなケースは片頭痛による薬剤の使用過多によって出る頭痛【薬物乱用頭痛】が当てはまるそうです。

 

緊張型頭痛

 

◆以下の内容は国際頭痛分類第3版beta版(ICHD-3β)による緊張型頭痛の分類と説明です。

緊張型頭痛の分類

        稀発反復性筋緊張型頭痛

        頻発反復性緊張型頭痛

        慢性筋緊張型頭痛

        緊張型頭痛の疑い

 

緊張型頭痛を感じることになる正確なメカニズムは不明となっていますが、慢性緊張型頭痛においては、脳や脊髄の疼痛メカニズムがより重要な役割を果たしています。一方、稀発性緊張型頭痛と頻発反復性緊張型頭痛については脊髄から出た神経が身体の末端までに行き渡る間の神経の疼痛メカニズムが主要な役割を果たしている可能性が最も高いとされています。

緊張型頭痛の患者さんにおいては、頭の周りをさわることや押すことで通常よりも強い痛みを感じることが重要な判断基準となります。

その押すことによる痛み(圧痛)は、頭痛発作が出ていない時にも多くみられ、頭痛の強さと頻度とともに強くなり、頭痛が出ている時にはさらに痛みが強くなります。

さらに頭部周囲の圧痛は、前頭筋、側頭筋、咬筋、翼突筋、胸鎖乳突筋、板状筋および僧帽筋などの筋肉の上を第2指と第3指を使って小さく強く回転させて動かしながら圧を加えていくことによりその程度も分かります。

それら患者様の頭痛を触れることで判断することは、治療計画においてとても大切で、患者様自身に正しく頭痛を理解して頂くことや、患者様と一緒に頭痛改善に取り組むための信頼関係を築く上でとても大切です。

また一次性頭痛の中には筋緊張型なのか判別の難しい、軽度の前兆のない片頭痛があるのですが、これは一次性頭痛の中の頻発頭痛を持っている患者様は両方の頭痛を経験していることがあるからです。

 

稀発反復性緊張型頭痛

 

稀発反復性緊張型頭痛特徴

稀発反復性筋緊張型頭痛は大多数の方に起こるのですが、人々に及ぼす影響は少ない方の頭痛です。

頭痛が出る頻度としては稀で一般的には両側性に出現し、症状は圧迫感または絞めつけ感、の頭痛で強さは軽度~中等度です。

痛みは数十分~数日間持続し、日常的な動きでは強くならず、悪心は伴わず、光過敏または音に対して過敏になることがあります。

 

稀発反復性緊張型頭痛の判断基準は

A.平均して1か月に1日未満(年間12日未満)の頻度で発現する頭痛が10回以上あり、かつB~Dを見たす。

B.30分~7日間持続する

C.以下の4つの特徴うち少なくとも2項目を満たす。

  1. 両側性
  2. 症状は圧迫感または絞めつけ感(非拍動性)
  3. 強さは軽度~中等度
  4. 歩行や階段の昇降の様な日常的な動作により増悪しない

D.以下の両方を満たす。

  1. 悪心や嘔吐はない
  2. 光過敏や音過敏があってもどちらか一方のみ

E.ほかに最適なICHD-3の診断がない

また、稀発反復性緊張型頭痛は頭蓋周囲の圧痛を伴う稀発反復性緊張型頭痛と頭蓋周囲の圧痛を伴わない稀発反復性緊張型頭痛に分類されています。

 

稀発反復性緊張型頭痛分類と特徴

        頭蓋周囲の圧痛を伴う稀発反復性緊張型頭痛

a.頭痛は稀発反復性緊張型頭痛の診断基準を満たす。

b.触診により頭蓋周囲の圧痛が増強する。

        頭蓋周囲の圧痛を伴わない稀発反復性緊張型頭痛

a.稀発反復性緊張型頭痛の診断基準を満たす。

b.触診により頭蓋周囲の圧痛が増強しない。

 

頻発反復性緊張型頭痛

 

頻発反復性緊張型頭痛特徴

頻発反復性緊張型頭痛は、高価な薬剤の使用が必要となるほどの支障をきたすこともある頭痛です。

発生頻度が高く、一般的に両側性で、圧迫感または締めつけ感があり、痛みの強さは軽度~中等度で数十分~数日間持続します。

その痛みは日常的な動作で強くなることは無く悪心も伴わないが、光過敏または音過敏を呈することがあります。

頻発反復性緊張型頭痛は前兆のない片頭痛に併発することが多く、片頭痛患者が緊張型頭痛を併発しているかどうかは、頭痛ダイアリーを診断的に用いて特定していくことが望ましい様です。

また、片頭痛の治療は緊張型頭痛の治療とかなり異なっているため、正しい治療を選択し、薬剤の使用過多や、その結果として起こる頭痛(薬物乱用頭痛)の発症を防止するためにも、片頭痛と緊張型頭痛の区別を患者様に自身にも出来るようになってもらうことが大切です。

 

頻発反復性緊張型頭痛の判断基準は

A.3か月を超えて、平均して1か月に1~14日(年間12日以上180日未満)の頻度で発言する頭痛が10回以上あり、かつB~Dを満たす。

B.30分~7日感持続する

C.以下に4つの特徴のうち少なくとも2項目を満たす。

  1. 両側性
  2. 症状は圧迫感または絞めつけ感(非拍動性)
  3. 強さは軽度~中等度
  4. 歩行や階段の昇降の様な日常的な動作により増悪しない

D.以下の両方を満たす。

  1. 悪心や嘔吐はない
  2. 光過敏や音過敏があってもどちらか一方のみ

E.ほかに最適なICHD-3の診断がない。

 

頻発反復性緊張型頭痛分類と特徴

        頭蓋周囲の圧痛を伴う頻発反復性緊張型頭痛

a.頭痛は頻発反復性緊張型頭痛の診断基準を満たす。

b.触診により当該周囲の圧痛が増強する。

        頭蓋周囲の圧痛を伴わない頻発反復性緊張型頭痛

a.頭痛は頻発反復性緊張型頭痛の診断基準を満たす。

b.触診により当該周囲の圧痛が増強しない。

 

慢性緊張型頭痛

 

慢性緊張型頭痛特徴

慢性筋緊張型頭痛は生活の質(QOL)を大きく低下させるためとても深刻です。

頻発反復性緊張型頭痛から進展した状態で、毎日あるいは頻繁に発現し、一般的に両側性で、圧迫感または締めつけ感があります。

痛みの強さは軽度~中等度で、数時間~数日間または絶え間なくその状態が持続します。

痛みは日常的な動作により強くはなりませんが、軽度の悪心、光過敏または音過敏を呈することがあります。

 

慢性緊張型頭痛の判断基準は

A.3か月を超えて平均して1か月に15日以上(年間180日以上)の頻度で発現する頭痛でB~Dを満たす。

B.数時間~数日間、または絶え間なく持続する

C.以下の4つの特徴のうち少なくとも2項目を満たす。

  1. 両側性
  2. 症状は圧迫感または絞めつけ感(非拍動性)
  3. 強さは軽度~中等度
  4. 歩行や階段の昇降の様な日常的な動作により増悪しない

D.以下の両方を満たす。

  1. 1.光過敏や音過敏があってもどちらか一方のみ
  2. 2.中程度・重度の悪心や嘔吐はどちらもない

E.ほかに最適なICHD-3の診断がない

慢性緊張型頭痛は、頻発反復性緊張型頭痛から時間経過に伴い伸展します。

慢性緊張型頭痛と慢性片頭痛は、1か月に15日以上頭痛が見られる状態のものを指します

慢性緊張型頭痛は、緊張型頭痛の基準を満たす頭痛が15日以上ある頭痛であり、慢性片頭痛は、片頭痛の基準を満たす頭痛が8日以上ある頭痛である。従って1人の患者さんが両方の基準を満たすこともあり、このような場合は慢性片頭痛として見て行く方が良いようです。

 

慢性筋緊張型頭痛分類と特徴

        頭蓋周囲の圧痛を伴う慢性緊張型頭痛

a.頭痛は慢性緊張型頭痛の診断基準を満たす。

b.触診により当該周囲の圧痛が増強する

        頭蓋周囲の圧痛を伴わない慢性緊張型頭痛

a.頭痛は慢性緊張型頭痛の診断基準を満たす。

b.触診により当該周囲の圧痛が増強しない。

 

緊張型頭痛の疑い

 

緊張型頭痛の疑い特徴

緊張型頭痛の診断基準に必要な項目のうち1項目足りない緊張型様頭痛で他の頭痛の診断基準を満たさないものがこの中に入ります。

 

緊張型頭痛の疑いの分類と判断基準

        稀発反復性緊張型頭痛の疑い

A.1回以上の頭痛は頻発反復性緊張型頭痛の診断基準A~Dのうち1つだけ満たさない。

B.ICHD-3の他のいずれの頭痛性疾患の診断基準も満たさない。

C.ほかにICHD-3の診断がない。

 

        頻発反復性緊張型頭痛の疑い

A.頭痛は頻発反復性緊張型頭痛の診断基準A~Dのうち1つだけ満たさない。

B.ICHD-3の他のいずれの頭痛性疾患の診断基準も満たさない。

C.ほかにICHD-3の診断がない

 

        慢性緊張型頭痛の疑い

A.頭痛は慢性緊張型頭痛の診断基準A~Dのうち1つだけ満たさない。

B.ICHD-3の他のいずれの頭痛性疾患の診断基準も満たさない。

C.ほかにICHD-3の診断がない

 

三叉神経・自律神経性頭痛

 

◆以下の内容は国際頭痛分類第3版beta版(ICHD-3β)による三叉神経・自律神経性頭痛の分類と説明です。

 

群発頭痛

 

群発頭痛特徴

厳密に一側性の重度の頭痛発作が眼窩部、眼窩上部、側頭部のいずれか1つ以上の部位に発現し、15~180分間持続します。発作頻度は1回/2日~8日です。

群発頭痛症状

痛みは頭痛と同側の結膜充血、流涙、鼻閉、鼻漏、前頭部および顔面の発汗、縮瞳、眼瞼下垂、眼瞼浮腫、落ち着きのなさや興奮した様子を伴います。

群発頭痛分類と特徴

■反復性群発頭痛

群発性頭痛発作が7日~1年間続く群発期があり、群発期と群発期の間には少なくとも1か月の寛解期があります。

■慢性群発頭痛

群発頭痛発作が1年間を超えて発現し、寛解期がないが合っても1か月未満です。

 

発作性片頭痛

 

発作性片頭痛特徴

厳密に一側性の重度の頭痛発作が眼窩部、眼窩上部、側頭部のいずれか1つ以上の部位に発現し、2~30分間持続すします。また、発作の頻度は1日に数回以上あります。

発作は頭痛と同側の結膜充血、流涙、鼻閉、鼻漏、前頭部および顔面の発汗、眼瞼下垂、眼瞼浮腫を疑います。インドメタシンが絶対的な効果をしめします。

発作性片頭痛分類と特徴

■反復性発作性片頭痛

発作性片頭痛発作が7日~1年間発現し、この発作時期と発作期の間には少なくとも1か月の寛解期があります。

■慢性発作性片側頭痛(CPH)

発作性片頭痛発作が1年間を超えて発現し、寛解期がないか、あっても1か月未満です。

 

短時間持続性片側神経痛用頭痛発作

 

短時間持続性片側神経痛用頭痛発作特徴

厳密に一側性の中等度~重度の頭痛発作が数秒~数分間持続します。発作頻度は1日に1回以上あり、通常顕著な流涙および充血が合併します。

短時間持続性片側神経痛用頭痛発作分類

1.結膜充血および流涙を伴う短時間持続性片側神経痛様頭痛発作(SUNCT)

2.頭部自律神経症状を伴う短時間持続性片側神経痛様疼痛発作(SUNA)

 

1.結膜充血および流涙を伴う短時間持続性片側神経痛様頭痛発作(SUNCT)

結膜充血および流涙を伴う短時間持続性片側神経痛様頭痛発作(SUNCT)特徴

文献では、結膜充血および流涙を伴う短時間持続性片側神経痛様頭痛発作(SUNCT)類似の頭痛を呈する疾患としては後頭蓋窩病変が最も多いことが示唆されています。

結膜充血および流涙を伴う短時間持続性片側神経痛様頭痛発作(SUNCT)分類と特徴

■反復性SUNCT

SNUCTの発作が7日~1年間発現し、この発作期と発作期の間には1か月以上の寛解期があります。

■慢性SNUCT

SNUCTの発作が1年間を超えて発現し、寛解期がないか、あっても1か月未満です。

 

2.頭部自律神経症状を伴う短時間持続性片側神経痛様疼痛発作(SUNA)

頭部自律神経症状を伴う短時間持続性片側神経痛様疼痛発作(SUNA)分類と特徴

■反復性SUNA

SUNAの発作が7日~1年間発現し、この発作期と発作期の間には少なくとも1か月の寛解期があります。

■慢性SUNA

SUNAの発作が1年間を超えて発現し、寛解期がないか、あっても1か月未満です。

 

持続性片頭痛

 

持続性片頭痛特徴

持続性かつ厳密に一側性の頭痛で、頭痛と同側の結膜充血、流涙、鼻漏、鼻閉、前頭部および顔面の発汗、縮瞳、眼瞼下垂または眼瞼浮腫(あるいはその両方)を認め、落ち着きのなさや興奮した様子を伴うことがあります。この頭痛にはインドメタシンが絶対的な効果を示します。

持続性片頭痛分類と特徴

■持続性片側頭痛、寛解型

持続的でなく、1日以上の寛解期によって中断される痛みを示すことが特徴的です。

■持続性片側頭痛、非寛解型

持続痛により特徴づけられる持続性片頭痛が少なくとも1年間続き、1日以上持続する寛解期を認めません。

 

三叉神経・自律神経痛の疑い

 

三叉神経・自律神経痛の疑い特徴

三叉神経・自律神経性頭痛のタイプと考えられる頭痛発作ですが、三叉神経・自律神経痛の診断基準を完全に満たすのに必要な特徴を1つ欠くもの。

三叉神経・自律神経痛の疑い分類

        群発頭痛の疑い

        発作性片頭痛の疑い

        短時間持続性片側神経痛様疼痛発作の疑い

        持続性片頭痛の疑い

 

 

◆以下の内容は国際頭痛分類第3版beta版(ICHD-3β)によるその他の一次性頭痛と二次性頭痛、有痛性脳神経ニューロパチー,他の顔面痛およびその他の頭痛の分類と簡単な説明です。

 

その他の一時性頭痛

 

一次性咳嗽性頭痛

 

頭蓋内疾患が存在しない状態で、長時間の身体的な運動でなく、咳または他のヴァルサルヴァ(いきみ)手技により誘発される頭痛。

・一次性咳嗽性頭痛の疑い

 

一次性運動時頭痛

 

頭蓋内疾患が存在しない状態で、どのような運動の種類によっても誘発される頭痛

・一次性運動時頭痛の疑い

 

性行為に伴う一次性頭痛

 

・性行為に伴う一時頭痛の疑い

 

一次性雷鳴頭痛

 

頭蓋内疾患の存在がなく突発する重度の頭痛で、脳動脈破裂時の頭痛によく似ている。

 

寒冷刺激による頭痛

 

頭部に外部から当てられた寒冷あるいは、冷たい物の摂取または吸入によりもたらされる頭痛。

寒冷刺激による頭痛分類

  • 外的寒冷刺激による頭痛
  • 冷たい物の摂取または冷気吸息による頭痛
  • 寒冷刺激による頭痛の疑い(外的寒冷刺激による頭痛の疑い・冷たい物の摂取または冷気吸息による頭痛に疑い)

 

頭蓋外からの圧力による頭痛

 

頭蓋軟部組織周囲に圧迫や牽引がおよぶことによる頭痛

頭蓋外からの圧力による頭痛分類

  • 頭蓋外からの圧迫による頭痛(ヘッドバンド、ヘルメット、ゴーグル)
  • 頭蓋外からの牽引による頭痛(ポニーテール)
  • 頭蓋外からの圧力による頭痛の疑い(頭蓋外からの圧迫による頭痛の疑い・頭蓋外からの牽引による頭痛の疑い)

 

一次性穿刺様頭痛

 

局所構造物または脳神経の器質的疾患が存在しない状態で自発的に起こる一過性滑局所性の穿刺様頭痛。

一次性穿刺様頭痛の疑い

 

貨幣状頭痛

 

局所構造物の病変が存在しない状態で、頭皮の小領域に持続時間がきわめて多様な、しばしば慢性となる痛み。

貨幣状頭痛の疑い

 

睡眠時頭痛

 

睡眠中のみに、頻回に繰り返し起こる頭痛発作。覚醒の原因となり、4時間まで続き、特徴的な関連症状がなくその他の原因によらないもの。

睡眠時頭痛の疑い

 

新規発症持続性連日性頭痛(NDPH)

 

明瞭に思い出すことが出来る発言から連日性に見られる持続性頭痛。痛みは特徴的な性情を欠き、片頭痛様あるいは緊張型であったり両者の要素を持っていたりすることもあります。

新規発症持続性連日性頭痛の疑い

 

二次性頭痛

 

頭頸部外傷・傷害による頭痛

 

頭頸部血管障害による頭痛

 

非血管性頭蓋内疾患による頭痛

 

物質またはその離脱による頭痛

 

感染症による頭痛

 

ホメオスターシス障害による頭痛

 

頭蓋骨,頸,眼,耳,鼻,副鼻腔,歯,口あるいはその他の顔面・頸部の構成組織の障害による頭痛あるいは顔面痛

 

精神疾患による頭痛

 

■身体障碍による頭痛

■精神病性障害による頭痛

 

有痛性脳神経ニューロパチー,他の顔面痛およびその他の頭痛

 

有痛性脳神経ニューロパチーおよび他の顔面痛

■三叉神経痛

■舌咽神経痛

■中間神経痛(顔面神経痛)

■後頭神経痛

■視神経炎

■虚血性眼球運動神経麻痺による頭痛

■トロサ・ハント症候群

■傍三叉神経性眼交感症候群

■再発性有痛性眼筋麻痺性ニューロパチー

■口腔内灼熱症候群

■持続性特発性顔面症候群

■中枢性神経障害性疼痛

 

その他の頭痛性疾患

■分類不能の頭痛

■詳細不明の頭痛

 

ここに分類された疾患のすべての特徴を有する新しい頭痛が初発し、頭痛の原因となることが知られている他疾患と同時期に一致する場合、或いはその疾患に応じた二次性頭痛の診断基準が満たされた場合には、その新たな頭痛はその疾患に応じた二次性頭痛とします。

三叉神経・自律神経性頭痛の性質を有する新規の頭痛が初発し、頭痛の原因となることが知られている他疾患と同時期に一致する場合、あるいはその疾患に応じた二次性頭痛の診断基準が満たされる場合には、その新規の頭痛はその疾患に応じた二次性頭痛とします。

三叉神経・自律神経性頭痛に分類される頭痛は通常一側性で、しばしば頭痛と同側で一側性の顕著な頭部副交感神経の自律神経症状を呈するという共通の臨床的特徴がみられます。

実験的および臨床的な機能的画像法から、これらの症候群では通常ヒトの三叉神経痛―副交感神経反射が活性化され、副交感神経系機能異常の臨床徴候においては二次性であることが示唆されています。

 

以上の内容に誤りや、解釈の違い等ございましたらお手数ですがご指摘くだいますようよろしくお願い致します。

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参考文献

中島健二『片頭痛の診断と治療』(2006):日本内科学会雑誌,第95巻,第3号

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