野球肩ーリトルリーガーズショルダー・上腕骨近位骨端線損傷

投球動作時の肩の痛み、肩の付け根を触ると痛い、腕を力いっぱい捻ると肩痛むなど野球肩のご相談と治療は大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にお任せください!:リトルリーガーズショルダー(上腕骨近位骨端線損傷)

リトルリーガーズショルダーとは、小学校高学年から中学生の成長期に起こる疾患です。

 

成長期の骨の両端には、骨端線(骨端軟骨)という成長軟骨板があり、この部分で骨は成長していきます。

成長期の中でも特に急激に骨が伸びる時期は、この軟骨部分の結合力が弱くなります。

 

リトルリーガーズショルダーは、腕を挙げてから力を入れて振り下ろす動作を繰り返すスポーツで発生します。野球の投球やバレーボールのアタック、バドミントンなどでも起こる可能性はありますが野球以外で起こることはほとんどありません。

たとえば投球動作ではボールが手から離れる瞬間(リリース)からの腕の振り下ろし(フォロースルー)では、腕の遠心力により上腕骨自体が強く引っ張られます。

特にカーブボールを投げると肩にねじれの力がさらに加わります。そうすると、成長軟骨板軟骨が少しずつ傷つき、だんだんと炎症を起こし、最終的には成長軟骨板の疲労骨折のような状態になります。

投球動作で肩に痛みを訴えますが、投球動作のどの部分で痛みを訴えるのかはまちまちです。また上腕の一番上の頭の部分にある大結節という出っ張りの少し下に圧痛が出たり、手を下し肘を曲げた状態で前腕を内や外に動かす動作に抵抗を加えても痛みが出ます。

 

リトルリーガーズショルダーは野手にも発生しますが14歳前後のピッチャーに多く発生します。

 

治療としては、投球や肩に負担のかかる動作を約3ヶ月程度中止します。

原因として、柔軟性が低下していることが多いのでストレッチを行い、柔軟性を向上していきます。

肩だけでなく、体幹や股関節などの柔軟性の低下も多くみられるため、合わせてストレッチを行っていきます。

肩や肩甲骨周りの筋力トレーニングも必要になってきます。

 

患部の安静や、ストレッチ、筋力トレーニングを行うことで改善される場合がほとんどです。

また、投球動作などで肩に負担がかかりやすいフォームをしている場合は、正しいフォームに修正することも必要です。

 

症状が改善されてきたら徐々に運動を再開していきます。

急激な運動の再開は再発の可能性を高めてしまうので注意が必要です。

スポーツへの完全復帰までは、早くても6ヶ月、長ければ1年以上かかることもありますが理学所見やレントゲンで骨端線が安定していると思われる場合は安静期間の3か月後に軽いキャッチボールなら始めます。

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参考文献

村上 元庸・小林 昌明・吉川 玄逸・樽本 龍・柿本 明博・畑 正樹(1996)『リトルリーグショルダーの治療経験』肩関節 20巻 第2号,415-420

 

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