脆弱性骨折-大腿骨頚部骨折・橈骨遠位端骨折・椎体圧迫骨折

脆弱性骨折の予防と骨折後のリハビリは大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院にぜひお任せ下さい!

脆弱性骨折、骨粗鬆症による骨折、大腿骨頚部骨折、椎体圧迫骨折、橈骨遠位端骨折、上腕骨骨折、肋骨骨折など

 

骨脆弱性とは

 

転倒などにより軽い外力がかかることで骨折を起こしてしまうような状態のことです。

高齢者などにみられる骨粗しょう症では、この骨脆弱性があるために骨折が多発します。

よってこの骨脆弱性による骨折を防ぐためには骨粗しょう症の予防を考えていかなくてはなりません。

 

骨の強さは

 

骨の強さである骨強度は骨密度+骨質で決まります。

現在、成人期以降にあたる方の骨の強さは、思春期までに得た最大の骨の強さから、それ以降に失った骨の量を引いたものになります。

骨は常に形成しようとはしているのですが、失う量の方が多い方の骨量はどんどん減り、失う量が少ない方は骨の強さを維持しやすいのです。

 

骨量を減らさないためには

 

  • 1日800mgのカルシウムを目安に積極的に摂取する。
  • ビタミン D、ビタミン K、タンパク質、マグネシウムなどを摂取する。
  • カルシウムの吸収を阻害するために、リンを多く含むインスタント食品やスナック菓子の摂り過ぎを控える。
  • 過度のアルコールやカフェインの摂取を控える。
  • 喫煙も骨密度を低下させるために控える。
  • 散歩や階段昇降などの運動をする。

また、成人期までは体重負荷のかかるジョギング、バスケットボール、バレーボール、体操などを行う。

しかし、女性の場合は無月経になるほどの運動は控えるべきです。それらはかえって骨密度を低下させる危険があるからです。

高齢者の場合は、ウォーキングやランニングなどの身体活動が骨量低下を防止しますので体調と相談しながら積極的に行っていただきたいです。

また、どの年代であろうと、どの様な体形であろうと筋力を付けることはとても重要になります。特に脊椎の圧迫骨折には背筋を鍛えることが有効です。

 

脆弱性骨折の好発部位

 

脆弱性骨折は椎体、肋骨、大腿骨頚部、橈骨遠位、上腕骨近位などによく起こりますが、このうち椎体と大腿骨頚部の骨折は日常生活を大きく左右します。

椎体の圧迫骨折による腰椎の変形や、大腿骨頚部骨折により歩行が困難難になると、歩行や生活動作が難しくなるので介護が必要な状態になりかねないのです。

 

脆弱性骨折を防ぐためには

 

骨粗しょう症の予防と転倒に注意しながら、骨量を保つために適度な運動を行い、バランスの良い食事を取ることを心がけます。

 

脆弱性骨折のうちよく見られて問題となりやすい、大腿骨頚部骨折、橈骨遠位部の骨折、椎体圧迫骨折の特徴は以下のようになります。

 

大腿骨頚部骨折

 

大腿骨頚部骨折とは

 

太ももの骨の上の方で大腿骨(太ももの骨)の頚部と呼ばれる場所の骨折であり、骨折する場所により、「内側骨折」と「外側骨折」に分けられます。

 

この骨折の多くは高齢者、特に70歳以上の女性が転倒したときに発生することが多いのですが、骨粗しょう症がある場合、足を捻っただけでも発生することもあります。

 

大腿骨頚部骨折をしてしまうと

 

受傷したら強い痛みがあり、立つことや、歩くことが出来なくなるのですが、内側骨折の場合は、数日の間は足の付けが痛み、ある日突然立てなくなるというような形で骨折が判明する合もあります。

 

大腿骨頚部骨折を受傷してしまったら、ほとんどの場合は手術となりますが、術後の結果は比較的良好な手術となります。

 

大腿骨頚部骨折は、転倒により発生する場合が多いので、転倒を防止すためにもしっかりとした足腰でいることが大切になります。

ですから元気なうちに歩くことや筋力を維持することを心掛け、常に歩くためには足腰の筋肉の疲労を日頃から溜めすぎることのないように、しっかりケアすることが大切です。

 

橈骨遠位端骨折

 

橈骨とは前腕の2本ある骨のうちの親指側の骨で、その橈骨の手首に近いところで起こる骨折を橈骨遠位端骨折といいます。

 

橈骨遠位端骨折は

 

転んで手を着いた時に多くみられる骨折で、手のつき方、骨折線の入り方によって、様々なタイプ(コーレス骨折、スミス骨折など)があります。

特に高齢者で骨粗鬆症のある方に多く起きます。

 

症状としては

 

手首の強い痛み、腫れ、関節可動域の制限、骨折のズレがある場合は変形も伴います。

また、折れた骨による神経の損傷や腫れによる神経の圧迫による正中神経麻痺を合併することもあるので注意が必要です。

 

微妙な橈骨遠位端骨折を疑う場合は

 

  • 骨折部を直接押して痛みが出るかをみる圧痛
  • 手首周辺の腫れ
  • 皮膚が紫色になる皮下出血
  • 肘近くの前腕を固定し、手部を持ち、前腕を手部から肘方向へとつぶすような圧力を加える軸圧痛
  • 前腕と手部を持ち骨折部をさらに折るような力を加えることで骨折の有無を判断する介達痛などで判断していきますが、大きく骨がずれている橈骨遠位端骨折なら外見上の変形にて判断が出来ますので上記の様な痛みを伴う検査はしません。

いずれにせよ骨折を疑う場合はレントゲンやCT、MRIなどを行い骨折のタイプまでの判断をします。

 

治療に関しては

 

骨折のパターンにより治療法が異なります。

骨折部がズレやすいような不安定な骨折や手首の関節面にかかる骨折などは手術療法が選択されます。

一方、骨折部のズレが小さい場合や骨がズレそうにない安定した骨折はギプスや装具などで固定し保存療法にて回復させていきます。

 

ギプス固定などを行う際の注意点としては

 

  • 固定中をしている手がしびれる
  • 爪の色が骨折していない方の手と比べて真っ白になっていて赤くならない
  • 手の皮膚の感覚が鈍くなるまたは、感覚がない。
  • 固定具が当たって強い痛みを伴う

などがあり、これらを感じた時は固定を除去する必要があります。自分で固定を外せない場合は救急病院へ行くことも必要です。

固定具は骨折部を安定させるためのものなのですが、骨折時して数日は腫れや内出血が出てきます。腫れや内出血は出てくるのに固定具が邪魔をして腫れや内出血が外側へと膨れ上がれないと内部の血管や神経などを圧迫することになります。そうすると血行や神経が障害され、その時間が長引くと神経や組織が壊死してしまい取り返しのつかないことになります。

しびれはないか、血色はいいか、触った感覚はあるかの3つの注意点は必ず気をつけてください。

保存療法、手術療法どちらの場合も、当日より手の位置を三角巾で吊るなどして高く上げることでむくみや腫れを防ぎます。

さらに腫れの程度にもよりますが、なるべく早い段階で手指の運動を行うことで関節が硬くなることと筋力低下を防ぎ、循環が良くなり腫れとむくみの改善につながります。

ギプスや装具などの固定除去後は骨折部の状態をみながら、手関節のリハビリを行っていきます。

適切なリハビリを行わなければ、手指の関節が固まってしまうなどの機能障害が残ってしまうことも少なくありません。

 

橈骨遠位端骨折の治療は、痛緩和をしながら必要な筋力トレーニングや関節可動域訓練を行うことで早期回復と機能低下を防ぐことが大切です。

 

椎体圧迫骨折

 

椎体圧迫骨折とは

 

脊椎の椎体と呼ばれる部分に外部からの力が加わることで椎体が潰れてしまう骨折です。

椎体の圧迫骨折は高齢者によくみられ70歳代の約30%に圧迫骨折が認められるといわれています。

 

外部から椎体に加わる力としては、しりもちをつくことや中腰の姿勢、または重いものを持った時の負荷などがあります。また、咳やくしゃみなどの力が原因となることもあるので、圧迫骨折とは強い外力に限らず、軽微な外力でも発症してしまう骨折ということになります。

 

なぜ軽微な外力でも発症するのか

 

圧迫骨折の多くは骨粗しょう症と大きく関連があるからです。

骨粗しょう症があると、骨自体が脆くなっているために、少しの外力でも潰れるケースが出てくるのです。

また圧迫骨折は通常の骨折のイメージとは違うような、自分では気づかない状態で起きていることもあり、レントゲンを見て初めて骨がつぶれていることに気付くこともあります。

 

まれに背中や腰に激痛が出た時にレントゲンを撮ると圧迫骨折が見られるために、そこが原因となる場合があるのですが、その圧迫骨折は、気付かずに起こった以前のもので今現在痛んでいるのは違う骨以外のレントゲンに写らない箇所ということがあります。

それらは背骨や腰の骨を1つ1つ押したり軽く叩いてみたりして、レントゲンの問題部位と押して響く箇所が一致するかどうかなどで確認出来ることもありますので、やはり手で行う検査は大切です。

 

これに限らず体を痛めた場合は、体をさわったり患者様自身に動いてもらったりすることなど、口頭での質問や、徒手検査法を使った検査での確認は絶対に必要です。

 

椎体圧迫骨折は

 

胸・腰椎の圧迫骨折のほとんどは骨粗しょう症が基盤となって起こりますが、中には骨の癌などが原因で起こることもありますので注意が必要です。

急性期の腰背部痛は安静で軽快、体動で増強することが多く、骨折部に一致して見られることが多いです。

また、臀部などに放散痛として見られることもあり、骨折部位と疼痛を訴える部位が異なることもあるので注意が必要です。

慢性期には椎体骨折の圧潰が進行し楔状化して腰が曲がってきたり、骨癒合せず偽関節になってきたりと頑固な腰背部痛が残ってしまうこともあります。

偽関節になるとさらに脊椎不安定症や、椎体後壁の後方への突出により遅発性の麻痺が生じることがありますから注意が必要です。

 

椎体圧迫骨折の治療

 

椎体圧迫骨折の治療の基本は安静です。

1ヶ月~1ヶ月半ぐらいは硬めのコルセットで固定し安静にし、痛みの程度と相談しながら衰えた筋力を戻していくリハビリをおこないます。

そして痛みが取れたら、今度は二度と骨折を起こさない気持ちで骨を強くする意識を持つ事が大切です。

 

椎体圧迫骨折の予防

 

骨はある程度刺激が加わらないとどんどん弱くなっていくので、体を痛めるような大きな刺激は避けながら、普段から歩いたり体を動かしたりすることにより軽い刺激を骨に加え続けることが大切です。

しかし、負担が溜まり過ぎた時は負担の除去を意識することも大切です。

そうして普段より骨を強くすることと、痛めないことのバランスを取りながら動ける体、寝込まない体を維持していくことで椎体圧迫骨折にならない体づくりをすることが大切です。

 

大阪市住吉区長居4-5-18

藤田鍼灸整骨院

06-6698-4568

 

参考文献

元文 芳和(2009)『骨粗鬆症性脊椎椎体骨折』日本医科大学医学会雑誌 5巻2号,125-129

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