肩関節脱臼ー肩が抜けた

肩関節脱臼の治療や術後のリハビリは大阪市住吉区の藤田鍼灸整骨院にぜひご相談ください!

肩の痛みや腫れ、肩を動かせない、肩がはずれたなど

 

肩関節は、人間の身体で最も関節可動域が大きいという構造的特徴をもっていて、関節周囲は靱帯や筋肉で補強されています。

しかし、その補強が十分でない上に、関節自体が球状関節といって、小さなお皿(肩甲骨の関節窩)の上に大きなボール(上腕骨骨頭)が乗っているような恰好をしているので脱臼を起こしやすいのです。

 

肩関節脱臼の種類は、前方脱臼・上方脱臼・後方脱臼・下方脱臼の四種類が有りますが、圧倒的に多いのが肩関節脱臼の約95%以上を占める前方脱臼です。

また、全体の脱臼の中でも50%を肩の脱臼が占めています。

 

受傷原因としては、転倒や転落をした際に手や肘を着いたときに間接的に衝撃が肩に伝わることで脱臼をすることが多いです。

 

肩関節脱臼を発生しやすいスポーツとしては、ラグビーやアメリカンフットボール、柔道などのコンタクトスポーツ、スキーやスノーボードによる転倒など強力な力や捻る動作が加わることが多いスポーツでよく発生します。

 

肩関節をはじめて脱臼する時、健康な関節でしたらよほどの強い外力が加わらなければ簡単には脱臼しません。しかし初回の脱臼時に肩関節の安定構造(骨、靱帯、関節包)の損傷や摩耗が起きているために2回目は初回よりも弱い外力でも脱臼を起こすことになります。この2回目の脱臼は50%(若年者のみなら66%~94%)の人に起こるとされ特に脱力時に外力が加わるとよく外れます。

(関節包といわれる肩関節の安定構造のうち、下関節上腕靭帯の破綻が関節窩側で起こるものをバンカートリージョンやバンカート損傷と言われています。バンカートリージョンは初回脱臼時のほとんどに見られ、これが大きく関節の安定性を損なうために最近では関節鏡での修復がよく行われます)

さらにこの傾向は脱臼を重ねるごとに顕著になり反復性(習慣性)脱臼と言われる状態になります。

 

症状としては脱臼直後に激しい肩の痛みがあり、脱臼の方向によって腕は特徴的な位置に固定され動かなくなります。

前方脱臼では肘が体の前・横方向に離れ、後方脱臼では肘は体についたままですが、腕全体は内側にひねられた状態になっています。また前方脱臼では肩峰と言う肩関節の1番外側にある出っ張りの下がへこみます。

下方脱臼では腕を横に挙げた状態で、下には下がりません。

 

肩関節脱臼の合併症や合併障害として、骨折や軟部組織の損傷、血行障害や神経損傷を伴うこともあるので、触った感覚や肘や手指を曲げ伸ばしできるかなどの確認が必要です。また軟部組織損傷としては腱板を損傷や断裂をしていることが多いために、脱臼の時点でも患者さんに伝えておくことが大切です。

 

肩関節脱臼は整復後に肘を曲げ三角筋で吊る形で前腕を胸に付け3週間程度の固定をすることが多いのですが、約50%(若年者66%~94%)の方は再発します。しかし最近では外旋位固定と言って肘を曲げ腕は外側へ向ける前へならえの形で固定すると再脱臼をする確率が19.7%(若年者27.8%)前後まで下がると言われています。よって全員が手術をした方が良いとは言えないようです。

肩関節脱臼は年齢や筋力、肩関節の安定性、さらには今後どのような生活や運動を行っていくかによって再脱臼の確率は変わってきますが初回脱臼の時には手術はしないことが多いと思います。初回で手術をするケースは運動選手でしっかりとした肩関節の安定性が必要な方がそれにあたると思います。2回目以降で何度も脱臼を起こす場合は手術を考える必要があります。

 

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