外反母趾―足の親指の痛み・足の親指の変形

大阪市住吉区長居藤田鍼灸整骨院

外反母趾:足の親指の痛み、足の親指の変形、靴をはくと足の親指が痛いなど

 

外反母趾とは

 

外反母趾とは、足の親指(母趾)が付け根の部分(MTP関節)から足の小指(小趾)側へ向かって「くの字」に曲がり変形している状態で、その曲角度が20度以上となっているものを指します。

また、母趾の付け根より先の関節外側で外側に曲がる場合は、趾節間外反母趾と呼ばれます。

 

 

 

外反母趾になると

 

外反母趾の初期の痛みは、靴を履いて歩くと親指の付け根の内側に痛みを感じ、家に帰って靴を脱ぐと治まることが多いです。しかし、外反母趾が悪化してくると靴を脱いでも痛みが続く場合が出てきます。

 

また、外反母趾になると、母趾が付け根部分から小趾側へと曲がってしまった結果、様々な問題が出てきます。

  • 母趾の付け根の内側が突出している状態になります。
  • その突出部が靴と擦れてしまうことで発赤と炎症を起こし痛みを出すようになることが多くなります。
  • 母趾の付け根の内側にある滑液包というクッション部分に繰り返し刺激が加わることで、クッション自体が炎症を起こして強い痛みを訴えます。

酷くなると

  • リスフラン関節部に変形や痛みを伴ったり、母趾以外の足趾がハンマートゥ(槌趾)に変形することもあります。
  • 潰瘍や、突出部の皮下に粘液包ができることで腫れや発赤が増し、それらは強い痛みや歩行障害の原因となります。
  • 母趾に感覚障害が出ることもあります。
  • 母趾を地面に付けずに歩くことで第二趾の足底にタコ(胼胝:べんち)が出来ます。
外反母趾|知覚障害、ハンマートゥ、槌趾変形、胼胝第二趾足底の痛み、リスフラン関節の障害、MTP関節の障害|住吉区長居藤田鍼灸整骨院

外反母趾により引き起こされる障害

 

 

 

外反母趾の状態を少し専門的に見ると足背では

 

母趾内側の背内側皮趾神経が変形により引き伸ばされ、母趾内側の知覚神経障害が出る重症の外反母趾では、母趾や第2趾が脱臼

外反母趾による背内側皮趾神経障害・知覚低下と長母趾伸筋腱|大阪市住吉区長居藤田鍼灸整骨院

外反母趾による背内側皮趾神経障害・知覚低下と長母趾伸筋腱の変位

 

 

 

足底では

 

MTP関節から基節骨が外反・回内

第一中足骨は第一足根中足関節で内反し中足骨頭が内側に突出

種子骨は変形に伴い中足骨頭の下から外側に移動

外反母趾骨軸の変化|基節骨外反、MTP関節突出、種子骨移動、第一中足骨内反|住吉区長居藤田鍼灸整骨院

外反母趾|骨軸の変化

 

母趾MTP関節内側の靭帯と関節包は弛緩

母趾MTP関節外側の靭帯と関節包は緊張

外反母趾靭帯と関節包|住吉区長居藤田鍼灸整骨院

外反母趾|靭帯と関節包の変化

 

母趾外転筋は中足骨の下に移動

長母趾伸筋腱と長母趾屈筋腱は外側に移動

母趾内転筋が短縮

外反母趾|長母趾屈筋腱、母趾外転筋、母趾内転筋|住吉区長居藤田鍼灸整骨院

外反母趾に関係する筋肉と腱の変化

 

 

 

外反母趾になる理由

 

外反母趾の原因としては

 

  • 幅の狭いつま先が細くなった靴を履くことで、母趾の付け根から先が側方より圧迫される
  • ヒールの高い靴を履くことで、母趾の付け根にかかる力が強くなる
  • 遺伝
  • 関節リウマチなどによる炎症
  • 何らかの理由で関節が緩んでしまう場合
  • 母趾が長い場合
  • 偏平足

など様々な理由が考えられます。

 

 

 

外反母趾の特徴

 

外反母趾の男女比は10:1と女性に多く、若い時期出る外反母趾と中年期以降に出る外反母趾とでは、外反母趾となる理由に違いがあります。

 

若い時に出る外反母趾は、ハイヒールをよく履く場合や、母趾が人差し指より長かったり、生まれつき扁平足であったりなどの遺伝的要因が関係していると思われる外反母趾がよく見受けられます。

 

また、中年期以降での外反母趾は、履物による要因に加え、肥満や筋力低下などが関係してきます。

 

 

 

外反母趾を疑うとき

 

母趾の付け根の変形の度合いや腫れ、どの部分を押すと痛みが出るのか、どの方向に母趾を動かすと痛みが出るのか、歩く時の痛みはどうかなどの確認を行い、外反母趾がどのような形で日常生活に影響を及ぼしているのかを確認します。

 

また、レントゲン検査で外反母趾の程度を確認する場合は、母趾のつけ根の角度が、20度以上30度未満で軽度、30度以上40度未満で中等度、40度以上で重度とされています。

 

 

 

外反母趾の治療

 

治療にあたっては、日常生活の過ごし方や足底筋力や足の着き方のバランス、靴の種類や歩行など、考えられる悪化の原因は出来る限り排除することが回復への近道となります。

 

 

 

当院では

 

日常生活上の悪化要因を出来るだけ見付け出しそれを修正し、

筋力強化方法や歩行指導、身体のバランスや下腿の筋緊張など足部以外の問題のチェックを行ったのちに、独自のテーピング方法を用いた矯正を行ないます。

また必要な方には足底版の作成も行います。

 

これらの施術は、出来れば初期段階での施術が好ましいのですが、進行し母趾と第2趾が重なるような変形を伴った方に対しても根気よく施術を行うことで、変形の矯正や痛みの消失など良好な結果を得ることが出来ます。

 

 

外反母趾は、歩行や体の歪みにもかかわるため、膝の痛みや腰痛、肩の痛みの原因になることもあります。

外反母趾に気づかれた方は放置せずに回復に向けて積極的に取り組んでいただきたいと思います。

変形の初期やひどい外反母趾など足部のお悩みをお持ちの方は、ぜひ当院にご相談ください!

 

大阪市住吉区長居4-5-18

藤田鍼灸整骨院

06-6698-4568

 

参考文献

 

弓岡 まみ・村田 伸・岩瀬 弘明・内藤 紘一・安彦 鉄平・白岩 加代子・野中 紘士・堀江 淳(2017)『女性高齢者の外反母趾に影響を及ぼす因子の検討』ヘルスプロモーション理学療法研究 7巻4号,165-169

山本 晴康(2007)『外反母趾』最新整形外科学大系,第18巻下腿・足関節・足部,8章後天性変形,263-269.中山書店

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