コンパートメント症候群ー外傷やスポーツで起こる可能性があるので要注意です。

大阪市住吉区長居の藤田鍼灸整骨院です!

コンパートメント症候群:外傷やスポーツによる循環障害や阻血、組織の壊死や神経麻痺

 

コンパートメントとは筋区画ともいわれています。

上肢や下肢にある血管、神経は、その骨や筋膜、骨、骨間靭帯に囲まれた区画内に存在します。

何らかの原因で筋損傷、血管損傷などにより浮腫がおこり、その区画内の圧力が高まると、その中にある血管、神経、筋肉自体も圧迫されます。その時に血管が圧迫されるので循環障害が発生。そうして筋や神経の機能障害(壊死や神経麻痺)を起こすことをコンパートメント症候群といいます。

コンパートメント症候群は主に四肢の障害であり,特に多くの筋が存在する前腕や下腿、特に下腿で起きやすいです。(その他腹筋などでも起こります)

 

下腿のコンパートメント症候群の場合

  • 前方コンパートメント:最も頻度が高く、疼痛、腫脹、圧痛が下腿前外側にあり、深腓骨神経領域の母趾と第2趾間の知覚低下、足関節背屈の筋力低下があり、下腿の前部を伸ばすように足首を底屈させると足関節と足趾に痛みが出ます。
  • 側方コンパートメントで:圧痛は外側にあり、浅腓骨神経領域である下腿外側の知覚障害、足の裏を外側に向けるようにする(外返し)力の低下、足の裏を内側に向けると下腿の外側に痛みが出ます。
  • 浅後方コンパートメント:ふくらはぎに圧痛があり、下腿の外側の下方や足部の外側の知覚障害、足関節背屈の筋力低下、足関節を背屈しふくらはぎを伸ばすようにするとふくらはぎに痛みが出ます。
  • 深後方コンパートメント:圧痛は下腿内側にあり、足の裏の内側の知覚障害が見られ、足首を下に向ける筋力や足趾を反らす筋力の低下、足趾を反らすような動きで痛みが出ます。

 

コンパートメント症候群には急性型と慢性型があり、急性型はラグビーや柔道などのコンタクトスポーツの外傷後またはギプス固定などにより、慢性型はスポーツ時に発症することがあります。慢性型はスポーツをすると痛みやこわばり感が出て安静時には無くなることが特徴です。

しかし、適切な処置を行わなければ、次第にレベルの高いスポーツを続けることが難しくなります。

またコンパートメント症候群は、薬物や咬傷、火傷などでも出ることがあるようですから注意が必要です。

 

急性型の初期の症状としては疼痛、腫脹、感覚障害、運動障害などがあります。また問題のコンパートメントがある筋肉群をストレッチするように伸ばすと強い疼痛が発生するのが特徴的な症状です。

さらに悪化をすると拘縮や麻痺様の症状なども出てくるようです。

 

通常筋肉をケガした時には安静、冷却、圧迫、挙上を行うことで内出血や腫脹を防ぐのですが、急性型のコンパートメント症候群を疑った時には圧迫と挙上は行いません。圧迫や挙上をすることにより循環障害がひどくなるからです。急性型のコンパートメント症候群を疑う場合には、内圧を測定できる医療機関で調べてもらえればいいのですが、処置が遅れれば筋肉壊死や神経麻痺を起こしてしまいます。いったん急性のコンパートメント症候群と言われるような状態が始まると急速にひどくなることも多いです。よって疑われる症状が急激に消失せずに筋区画内圧が40mmHg以上であれば出来るだけ早く筋膜切開(減張切開)を行う必要があります。

 

慢性型の場合はストレッチやテーピングを行うこともあるのですが運動再開とともに再発することが多いようです。しかし、急性型でも慢性型でも切開を行うと術後の成績はよく、競技レベルでのスポーツ復帰も可能なので専門医とよく相談し、しっかりと経過を見て頂き判断をしてもらいましょう。

 

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